第17回保育を考える市民の集い(中野市職員労働組合保育所部会主催)が11日、中野勤労者福祉センターで開かれ、参加した親子らが楽しい人形劇を通じ、体や命の大切さを考えた。
今回は、「子どもたちといっしょに語り合おう〜からだのたいせつさ、いのちのおはなし」として、“ちいおばさん”こと「がらくた座」木島知草さんの人形劇と語りが行われた。木島さんは、身の周りにある古くなった服や靴下、手袋、傘の柄などのがらくたを使って人形を作り、おもしろくてやさしい人形劇を通して体の話を伝えている。
ちいおばさんや人形とのゆかいなやりとり、手や全身を使っての遊びや歌に、子供だけでなくお母さんたちも一緒に参加。楽しみふれあいながら、「おへそはなぜあるの」「私たちはどこから生まれてきたの」など、体や性について考えたり、HIVへの支援グッズも展示販売された。
木島さんは「性について、体について、子供が投げかける疑問に恥ずかしがらず、みんなで一緒に考えてみて」と語りかけ、参加者は真剣に聞き入っていた。(写真:人形劇を進めながら子供たちに語りかける木島さん=右端)人形劇を進めながら子供たちに語りかける木島さん(右端)