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○ 日本語フォントの指定
現在、環境設定では日本語フォントの指定ができません。
そこで prefs.js にフォント指定を直接書きこみます。
prefs.js については、Caminoを使おう:prefs.jsの設定方法を見てください。
※環境設定から日本語フォント設定が出来る拡張「Camino ExtraFonts」が登場しました。
リンク:hiroto sakai's site
※prefs.js でフォントを設定してそれが反映されていても、環境設定では(missing)と表示される場合があります。これはCaminoのバグです。
※prefs.jsでフォント設定を行うとき、以下の条件が揃うとフォント設定が狂うバグがあります。
- テキストエディットを使っている
- Finderからフォントファイル名をコピー&ペーストする
テキストエディット以外のエディタを使う、手動でフォントファイル名を入力する、一旦テキストエディタ以外のアプリにペーストしそれを再度コピー&ペーストする、などの方法をとってください。
設定が狂ってしまったときは、そのフォント設定文字列を一度消して、再度入力します。
※Mozilla は Caminoと違い、フォント設定が正しく動作します。
Mozilla 上でフォント設定を行った後、ホーム/Library/Mozilla 以下深くにあるprefs.jsファイルをテキストエディタで開いてみましょう。
フォント設定のヒントにできるはずです。
フォントを設定するには、以下のように記述します。
user_pref("font.name.FONTGROUP.LANG", "FONTNAME");
- FONTGROUP
フォントを指定する書体を記述します。
| 文字列 | 種類 |
| serif | 明朝体 |
| sans-serif | ゴシック体 |
| cursive | 筆記体 |
| fantasy | 装飾 |
| monospace | 等幅 |
この5つの書体に、それぞれ好みのフォントを設定できます。
このうち、serif に設定したフォントが標準プロポーショナルフォントに、monospace に設定したフォントが標準等幅フォントになります。
(cursive や fantasy は通常使われませんが、サイトによっては使用されます)
- LANG
対象となる言語を記述します。
日本語ページでのフォントを設定する場合は、ja になります。
| 文字列 | 言語 |
| ja | 日本語 |
| x-western | 欧米 |
| x-central-euro | 中欧 |
| zh-TW | 繁体字中国語(香港・台湾) |
| zh-CN | 簡体字中国語 |
| ko | 韓国語 |
| ar | アラビア語 |
| he | ヘブライ語 |
| x-cyrillic | キリル文字 |
| x-baltic | バルト諸語 |
| th | タイ語 |
| el | ギリシャ語 |
| tr | トルコ語 |
| x-unicode | ユニコード |
- FONTNAME
フォント名を拡張子なしで記述します。
/System/Libary/Fonts、/Library/Fonts、ホーム/Library/Fonts などでフォントファイル名を確認しましょう。
| 日本語フォントの文字列 |
| ヒラギノ角ゴ Pro W3 |
| ヒラギノ角ゴ Pro W6 |
| ヒラギノ角ゴ Std W8 |
| ヒラギノ丸ゴ Pro W4 |
| ヒラギノ明朝 Pro W3 |
| ヒラギノ明朝 Pro W6 |
| Osaka |
| Osaka−等幅 |
※ 大抵のフォントはフォントファイル名を記述しますが、フォントメニューで表示される名前を記述するフォントもあったりとまちまちです。
これは、レンダリングエンジンの Gecko が Carbon (QuickDraw) のフォント名を要求するからです。
フォントファイル名を記述しても反映されない場合は、Font Book やフォントパネルでのフォント名を記述してみましょう。
また、mi などのCarbonアプリケーションが持つフォントメニューを見てみましょう。
(例えば、あくあPフォントのファイル名は「aqua_pfont」ですが、「あくあPフォント」と記述します。)
例:
日本語のページで、フォント種類 = serif に ヒラギノ角ゴ Pro W3 を使用する
user_pref("font.name.serif.ja", "ヒラギノ角ゴ Pro W3");
日本語のページで、フォント種類 = monospace に Osaka等幅 を使用する
user_pref("font.name.monospace.ja", "Osaka−等幅");
日本語のページで、フォント種類 = fantasy に あくあPフォント を使用する
user_pref("font.name.fantasy.ja", "あくあPフォント");
英語(US)のページで、フォント種類 = monospace に Monaco を使用する
user_pref("font.name.monospace.x-western", "Monaco");
- 標準プロポーショナルフォントをsans-serif にする
通常は、serif が標準プロポーショナルフォントに使用されます。serif か sans-serif どちらかを指定します。
(Camino環境設定でも可能)
user_pref("font.default", "sans-serif");
- 日本語のページについて、プロポーショナルフォントの標準サイズを設定する
serif、sans-serif、cursive、fantasy の標準サイズを設定します。
この例では、12ポイントに設定しています。
user_pref("font.size.variable.ja", 12);
- 日本語のページについて、等幅フォントの標準サイズを設定する
monospace の標準サイズを設定します。
この例では、14ポイントに設定しています。
user_pref("font.size.fixed.ja", 14);
- 日本語のページについて、フォントの最小サイズを設定する
フォントの表示が小さくなり過ぎるのを防ぎます。
(Camino環境設定でも可能)
user_pref("font.minimum-size.ja", 12);
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