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【スポーツ】

入場券購入者を身辺調査 開閉会式の政治利用警戒

2008年2月17日 15時33分

 【北京17日共同】北京五輪の開会式と閉会式の入場券購入者について、公安当局が過去に犯罪歴がないかなど徹底した身辺調査を進めていることが17日、分かった。中国政府や五輪組織委員会の関係部門で構成する警備担当チームの関係者が明らかにした。

 関係者によると、当局は爆弾テロなどよりも、観客が政治的メッセージを掲げ世界に生中継されることを警戒。チベット、ウイグルの独立派や、非合法化している気功集団「法輪功」のメンバーらが観客に紛れ込み、こうした行動に出ることに神経をとがらせている。

 警備担当チーム関係者は「不審者は行動を厳しくチェックする。国内の人間はすべて調べがつくが、問題は外から来る人間だ」と話している。当日は徹底した持ち物検査も実施する方針だ。

 開会式の中国国内向け入場券販売は2万6000枚に対し55万枚分の応募があり、当選率は4・7%。閉会式の販売枚数は公表されていない。

 

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