2008年02月19日
金村問題について
昨日のサムライTV『S-ARENA』後半に大日本プロレスの登坂栄児統括部長が緊急出演、金村キンタロー問題について謝罪した。
詳しい経緯は大日本プロレスのホームページなりをご覧いただきたいが、1月20日の千葉大会で金村キンタローが大日本の女子社員にセクハラ行為を行なったのが事の発端。大日本は事を公にすることなく金村を出場停止処分にしていたが、村上健リングアナがブログで内部告発的なニュアンスで大日本を批判。これでファンの間で話題になって火がついた。2月16日に村上氏は大日本から無期限の出入り禁止処分を受け、17日に被害女性がメール・マガジンで金村と大日本の“隠蔽工作”を非難。そして昨日の18日に登坂部長、伊東竜二、沼澤邪鬼、金村が所属するアパッチプロレス軍から佐々木貴が出席して謝罪記者会見。その後、登坂部長はサムライTVでも事情説明と謝罪をしたわけだ。
この問題がより複雑になっているのは金村のセクハラ行為よりも、大日本の対応にファンの怒りの矛先が向いているように感じられること。つまり大日本は事実を隠蔽するために被害者に対して配慮が欠けたのではないか、もしくは圧力をかけたのではないか、トップ選手なら何をやってもいいのかという疑惑が生じたのである。
登坂部長はもちろん隠蔽の意思はなかったとしている。こうした事件の場合、公表することによって被害者をさらに傷つけるケースがあるのも確かだし、対処について慎重になったのは理解できる。ここから先は村上氏も含めて「言った」「言わない」の世界になってしまって意見が食い違ってくるのだが、少なくとも金村を出場停止処分にしたことだけは公表した方がよかったと思う。理由としては被害者との意思確認ができるまでは“素行不良”でもよかったのではないか。
また、登坂氏や大日本がどんなに被害者に配慮していたとしても、その当事者が「隠蔽のための圧力」と感じてしまったら、やはり隠蔽ということになると私は思う。
一番いけないのは金村である。これは弁明の余地はない。大日本に関しては、他団体とはいえレスラーの管理ができなかったこと、自社の社員を守れなかったこと、結果的に世間を騒がせてしまったというのは紛れもない事実。これから、いろいろな意味で制裁を受けるのも仕方がないことだろう。
ただし、これをもって“大日本プロレスは終わりにすべき”とするのは暴論だと思う。今回の件については被害女性に誠実な対応をすることで理解を得ることが最優先だし、世間を騒がせた以上は何らかのけじめをつけなければいけない。ここまで大問題になった以上は今後の経緯についてもファンに対して説明責任がある。ただ、それとは別に選手、社員、スタッフは頑張っているということは認識しておきたい。それはアパッチプロレス軍の選手も同じこと。アパッチプロレス軍は今回の不祥事により、1・22新木場大会をもって活動を無期限で自粛することを発表した。この決断も重いと思うのだ。そこは私の個人的な感情の部分であって、結論としてはすべてはファンの審判に委ねられる。それが現実である。
投稿者 maikai : 2008年02月19日 12:27