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最終更新:2008年2月19日(火) 11時59分

小平で15病院に拒否され女性が死亡

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 東京・小平市で、61歳の女性が救急搬送の際に、15ヶ所の病院に受け入れを拒否され、通報からおよそ3時間半後に死亡していたことがわかりました。

 死亡したのは東京・小平市の飛澤ゆき子さん(61)です。飛澤さんは今月14日の夕方、自宅で倒れ、気付いた夫の辰雄さんが、119番通報しました。

 東京消防庁によりますと、救急隊が搬送先の病院を探しましたが、小平市や立川市などの15ヶ所の病院に搬送を拒否されました。

 飛澤さんはその後容体が急変し、高度な医療設備のある立川市内にある医療センターに搬送されましたが死亡しました。通報からおよ3時間半がたっていました。

 「救急車が3分5分で来ているのに、スタートするまで1時間半ですから」(死亡したゆき子さんの夫・辰雄さん)

 東京都内では、先月も清瀬市で95歳の女性が11ヶ所の病院で受け入れを拒否され死亡しましたが、この時、受け入れを断った病院の一部は、ベッドが満床であるなどを理由に、今回も受け入れを拒否したということです。

 受け入れを拒否した小平市の公立昭和病院は、「今は対応できる人間がいないので、コメントできない」としています。(19日11:34)