映画のはなし


怪しい映画・話題の映画について、語りたいと思います。
私の周りには映画好きがいるので、彼らに語ってもらうことが多くなります。
また、ぜひ語りたい・・・という方、意見・情報をお寄せください。
記事は上に追加します。


TSUTAYA online

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<ゼイ・リヴ>(2006年1月2日)


ジョン・カーペンター監督のB級映画。
タイトルの意味は「奴らは(すでに地球に)住んでいる」。

宇宙人は既に地球に住んでいるのだが、
地球人に催眠術をかけて眼を眩ませているので、発見されない。

そういう話です。
お勧めします。

<キング・コング>(2005年12月21日)


ここ数年間で一番感動して泣けた映画、キング・コング。
(「ALWAYS」は見ていないので。。。)

師匠に「明日、キング・コングを見に行きます。楽しみ〜〜〜♪」と報告したら

キングコングってもう公開してましたか。
早いものですね。
 
必ず観ますよ。
だって、ロード・オブ・ザ・リングで儲けた250億円を、
すべて自分の長年の夢につぎ込んだ、アホな映画ですからね。
(史上最高額の製作費)
 
スピルバーグがこういいました。
『ハリウッドで成功するためには、絶対に自分の財布からお金を
出してはならない』
 
ピータージャクソンは、自分の財布から全財産をだしました。
吉と出るか凶と出るか?
 
「ALWAYS」は歴史に残るでしょう。
何かしら賞を取ると思います。

という返事が。。。
そっかぁ、おバカ映画なのかぁ・・・と、思って見てみたら、本当だったんです。

もうこれでもか、というくらいおバカ。
空前のスケールのアホ。

特にキング・コングがいた島の原住民。
ピーター・ジャクソン監督が考える、これ以上ないほど、
容赦ないほどの野蛮さで、私は笑いました。
でも、よく出来ているし納得がいきました。
かなり、研究しているのではないだろうか?
空想のウソの世界なのに、凄くリアルです。
だから、引き込まれてしまう。

ハリウッドはうそをリアルに作るのが本当に巧い。
リアルだから面白い。
そうではない国もあるようですが。

アカデミー賞・主演男優賞受賞俳優、エイドリアン・ブロディ
彼は未開の土地が全く似合わないので、却ってリアルでしたね。
巧いし。
ハリウッド・スターは演技が自然ですが、中でも彼は特に自然なのです。
本当に巧いので演技に見えないんですよ。

強欲な映画監督役は「スクール・オブ・ロック」の主演、ジャック・ブラック
この彼が演じる狂った監督の姿には笑えます。
最初、彼は「エゴイストで嫌な奴である、監督役」のモデルを
この映画の監督、ピーター・ジャクソンにしようと思ってたそうだ。
でも、やり始めたら、これは違うなと思ったので、モデルを自分にしたそうです。


ナオミ・ワッツはまぁまぁかな。
特別美人じゃないけれど好感は持てました。

面白可笑しいことなど何もないのに、てか、人がどんどん死んでいるのに、
出演者は誰も笑ってないし、ジョークも飛ばさないのに、
この映画は可笑しいのです。
かなり上質、レベルの高いユーモアです。
(それで私は笑っていたのですが、
 他のお客さんは誰も笑わないんですよ、何故?
 ここは笑うところだろ?)

この映画で言いたいことは沢山あると思いますが、
私にはこれがテーマではないかと。
「この中で誰が一番野蛮ですか?」という、問いです。

島の原住民。
コング。
荒くれ船員。
ニューヨークの上流階級。
アメリカ軍。

この中で誰が一番野蛮なのかと。
一番「人間的」なのは誰かと

最後には泣けました。
コングの哀愁漂う後ろ姿はうちの父ちゃんにそっくりで、思い出していました。
外見がそっくりな上に性格も似ているのです。
思わず(お仕事ご苦労様)と感謝してしまいました、父ちゃんに。

それと、もう一つ。
アカデミー賞・主演男優賞はアンディ・サーキスにあげて欲しい。
(彼が扮した船員、あれはポパイですね。
 こういうところにもジョークを忍ばせているハリウッドはにくい)


<ハリー・ポッター/炎のゴブレット>(2005年11月30日)


シリーズ物って最初は面白くても二作目、三作目になるとつまらなく
なるのが相場ですが、これは回を重ねるごとに面白くなります。
不思議です。
師匠が言う通り「作品自体に魔法がかかっている」のでしょうか?
信じられませんが。

ビデオ屋にハリー・ポッターを借りに行ったら、
「ホラー映画」のコーナーにあり、驚きました。
でも、今日見た「炎のゴブレット」他、
今までのも、全てかなり怖いですよね。

そこらへんのホラー映画よりずっと怖いです。

笑わせるのと、泣かせるのでは笑わせる方が難しいと言われています。
では、怖がらせるのと、笑わせるのとでは?
私は怖がらせる方が難しいと思います。

怖がらせる>笑わせる>泣かせる

現に怖い映画は殆どありません。
なのに、このハリポタは、子供向けにも関わらずこ〜〜〜んなに怖いんです。
原作者もいいのだけど、ワーナー・ブラザースの腕がいいのだと思いますね。
凄いです。

<グリーン・フィンガーズ>(2005年11月29日)


クライブ・オーエン主演。
彼は「キング・アーサー」でアーサー王を演じています。
地味〜〜〜な俳優です。

最初見た時は特に何も感じなかったのですが、
幾つか彼が出て来る作品を見たら、ファンになっていました。
ラッセル・クロウには一目惚れしたんですけど(照)、
クライブ・オーエンは地味〜〜〜なので、
だんだん良さがわかってきたというかな。
いい俳優です。

殆ど表情がないんですよ。
特別美形でもないし。
声は鼻にかかってるし。
どこといっていいところはないんですけど、大好きなんです=。

彼が出ているというのでわざわざ「ボーン・アイデンティティ」を借りました。
登場シーンは少なかったけど、素敵でした〜〜〜。
クライブが出て来るまでマット・デイモンの猿顔を我慢して見てました。
1時間10分経過したところでようやくクライブ登場。
長かったです〜〜〜。
(マットのファンの方、ごめん!)

さて、「グリーン・フィンガーズ」です。
言葉の意味は「天才庭師」。
これは自由な雰囲気の刑務所内で囚人達が庭作りをして、
イギリスでは権威あるガーデニング大会に出場する・・・という、
実話に基づいた映画です。
実話そのものではないと思います。

話は淡々と進んでいきますが、最後の最後に泣けます。

淡々としているから却って泣けるんですよね。
邦画関係者の方はそこらへんをよく考えて欲しいな。






<東京原発>(2005年11月27日)


邦画だけど面白そうです。

http://www.bsr.jp/genpatsu/story.htm

これは昔一世を風靡した広瀬隆の本が原案でしょうね。

原作は山川 元。

先日、原子力発電所がテロリストに占拠された・・・
という想定で訓練がありました。
この本はそんな話です。(これは本です→)

<アザーズ>(2005年11月26日)


何を隠そうホラー映画が大好きです。
なのに、怖いホラー映画が殆どありません。

日本製のホラー映画、全然怖くないばかりかつまらない。
日本製ホラー映画をハリウッドでリメイクしたのもつまらない。
原作がダメなら作り直してもダメってことでしょうか。

韓国の「コックリさん」やタイや中国のホラー映画も見てみました。
日本のよりは映画らしいな、と思います。
怖くないけど、タイの映画「アイズ」でちょっと怖い場面がありました。

アメリカのホラー映画も怖くないですね。
あれは怖いというより、残酷ですね。

そんな時、師匠が「アザーズ」を薦めてくれました。
見ました。
これはいい・・・素晴らしいです。

<ALWAYS>(2005年11月25日)

if さま
 
映画『ALWAYS 三丁目の夕日』はヤバイ!!
 
今年ナンバー1の感動作。っていうか名作。
2時間すべて泣きまくり。涙が止まらない。
難病も、死人も、事故も何も起こらないのに、
涙が止まらない。
 
これほど癒され、感動し、心が洗われる映画は無い!!
 
観る価値のある映画です。


師匠からこんな感想が・・・。
本当に感動できるんでしょうね?
また「作画監督の苦労がしのばれて泣けた!」
なんて言うんじゃないでしょうね?

たしかこのマンガ家はカットなど、小品を描いてる人です。
西岸良平といったかな?
昔、この人が珍しく普通のストーリー漫画を描いてました。
短いものでしたが、かなり、深い作品でした。

今でもストーリーを覚えているくらいです。
きっと、良い作品だからだと思います。
本当に良いものは風化しませんね。

これはアニメではなくて実写でしたね、すみません。



テレビにお笑いの東MAX(36)が出てました。
この映画を見に行って最初から最後まで泣いていたそうです。
東曰く
「オレ、三十年代関係ないんすよ。でも、何でこんなに泣けるんだろって。」
師匠と同じこと言ってる。

私はといえば・・・
三十年代のことはよくわからないんですよ。
ちょうど物心つく頃で、夢の中のようです。
もっと年上の昭和二十年代生まれの人なら
ハッキリわかっていると思いますが。

三十年代の後半頃のことは知っています。
ノンビリしていましたね。
明るくて「必ず明日は今日より良くなる」
きっと皆、無意識に思っていたんじゃないかな?

ほどほどに貧乏でした。
当時の年齢というのも重要で、当時思春期だった人は
貧乏に傷ついていたようです。
「年頃のオレがツギあてのズボン」を履くというのは傷ついた、と
言ってました。
たった数歳しか違わないのに、私にはそういう経験がありません。

同じようにツギあてのズボンや毛糸のパンツを履かされても
何とも思いませんでしたね、幼な過ぎて。
思春期になる頃には経済が発展して、
ツギあてのズボンを履かずに済みました。
「高度経済成長期に成長」したからです。
なので、私の年代から見た三十年代は
ひたすら「明るく希望に満ちてノンビリ」していたなぁ・・・としか思えない。
貧乏も経験しているけど、それで苦労したことも、傷ついたこともない。
そういうラッキーな世代です。

たった数歳の年の差で「見るモノ・感じるコトが全然違って来る」んです。



師匠が前に言った言葉・・・
「ifさん以上の年代の人達に聞くと『子供の頃は本当に楽しかった』と言います。」
ですと。
下の世代に聞くと「子供の頃、楽しいことなんて何もなかった」という
人が多いらしい。

これも世代の差ですね。

同じ国に居ながら大人と子供では世界が違う。
子供時代を楽しく過ごせた私は幸せです。
毎日、クラス全員で遊んでいました。
繁華街の小学校なので却って人数が少なくなり、皆仲良しでしたね。
みんなで遊ぶのが当たり前でした。

いたずらやからかいは沢山ありましたが、今のような苛めはありません。
(※地域性もあると思います。
   農村は因習の世界なので、違うと思います。)

当時の子供はどんなコトでも遊びにする天才でした。
だから、「毎日が楽しかった」んです。



テレビも冷蔵庫も初めてウチに来た・・・というのを体験しています。
白黒からカラーになるのも目撃しました。
テープレコーダーが巨大でした。
家電製品がうちに来る・・・一大イベントでした。

だから、楽しいコトが沢山あったんですよ。

いまでも私の級友は皆、根が明るくて逞しいです。
私は「自分が日本史上、最もラッキーな時に生まれた」のではないかと、
本気で思っているのです。
(と、こういうところがその年生まれのお気楽さです)

それはともかく・・・

師匠といい、お笑い東MAXといい、三十年代を知らない人が
「ALWAYS」を見て最初から最後まで泣き通しというのは・・・
思うに。
「この時代が人間が最も人間らしく生きられる時代だったから」
では?
戦争はなく平和で適度に貧しく、明日は今日より必ず良くなると皆が無邪気に
信じていた時代。
それはもう、二度と来ないのです。

<バタフライ・エフェクト>(2005年11月24日)


バタフライ効果のこと。
「北京で蝶が羽ばたくとニューヨークで嵐が起こる」
という意味だそうです。
これはほんのちょっとした変化が予測のつかない大きな変化を起こしてしまう
ということ。

それを映画化した作品です。

過去を変えたい青年が過去に戻り、過去を変えようとするが、
そのたびに却ってまずいことになってしまう・・・。
でも、何度も戻るうちにだんだん事情が分かってくる。
それで、最後に青年がとった行動は・・・。

面白い映画でした。

これと似たような映画に「ドニー・ダーコ」があります。
これはサンダンス映画祭で絶賛された作品。
こちらも過去と現在が入り乱れていて、面白い映画でした。

「もし〜だったら」というのは誰もが考えることではないでしょうか。
あの時ああしていれば、とか。
今、幸せに暮らしている人でもそいう気持ちは
多かれ少なかれあると思いますよ。

子供を事故で失ったりした人は、
一生「あの時ああしていれば」「もし〜だったら」
と、後悔し続けていくんでしょうか。
私には幸いにしてそういう経験がありません。
なので「子供達が健康に生きているだけでも幸せだなぁ」と、思います。

そして難病の子供の手術費用の募金があれば
(ウチの子は健康で有難いなぁ)と思って、募金しちゃう方ですね。
(※他の募金や寄付はしないんですけどね)





<チャイルドプレイ>(2005年11月22日)


私は子育てに関して沢山失敗しています。
その一つにコレがあります。
「チャイルドプレイ全シリーズを子供と一緒に見たこと」です。

良くないですよね、こういうスプラッター・ホラーを子供に見せては。
でも、ついつい見たいので見てしまいました。
きっと、うちの子たち全員にトラウマになっていることでしょう(あちゃ===!

んで、7年ぶりにチャイルドプレイの続編が出ます。
何と!
チャッキーが結婚して、子供までいるのです。
(※人形だけど子供がいるんです)

親子が対面する場面で腕に刻印された「made in Japan」
の文字を確認し合い、「パパ!ママ!」と、感動の再会・・・。
チャッキー人形って日本製だったんですね!
知りませんでした。

これは見なくちゃ。

<ヘルボーイ>(2005年11月22日)


第二次世界大戦中にナチスの実験で地獄から呼んでしまった
怪物がヘルボーイ。
ゴツイ身体に優しい心。

か、可愛い♪
こういうのが好みなんです〜。
キャハ♪

ところで、ヘルボーイの同僚に水中生物がいます。
顔つきは宇宙人のグレイみたいな
抜群の知性の持ち主。

これ、●リウス人のことじゃないでしょうか?

<バットマン・ビギンズ>(2005年11月19日)


バットマンが誕生した理由が描かれています。
アメコミが原作なので、誕生秘話は後から作った話ですよね。

鉄腕アトムの誕生秘話とか、ドラえもんの誕生秘話とか、
皆、後からの付けたしですね。

でも、バットマンはよく考えたと思います。
が・・・・・・・・・・・・・・何故、中国の山奥で修行するのに
ニンジャデテキマースカー?
???
コクセキマチガエテマセンカー?

バットマン、暗い話です。

舞台になるゴッサム・シティとはヨーロッパの昔話に出て来る
ゴッタムの町ですね。
この町は「愚か者」が住む町・・・という御伽噺です。

ケン・ワタナベ・・・ちょい役でした。
でも、いいか。

主演の俳優。
イケメンだけど好みではないのでパスw

<フォーガットン>(2005年11月19日)


なかなか面白い映画でした。
記憶をなくした人がいる。
どうやら宇宙人が関わっているらしい。
国家安全保障局も出て来る。
そういう話。

人間が、雲に偽装して滞空しているUFO(?)に
空中掲挙される場面は驚く。

<奇談>(2005年11月17日)


ご存知(じゃない?)諸星大二郎のマンガの映画化!
11/19から上映されます。

古霊というサイトの管理人さんが
「パライソさ、いくだ。」と書いてたので、
「それって諸星大二郎ですよね?」と書いたら、そうでした。
知る人ぞ知るマンガです。
私は大ファン。
古霊のLEIKOさんもファンでしたか。

以前、沢田研二主演で諸星大二郎のマンガを映画化してました。
知らないと思うけど、なんというか、凄い映画です。
驚き呆れたというか・・・金正日が作らせたという「プルガサリ」
見た時より衝撃。

今回は阿部寛主演です。
(※阿部寛は若い頃よりずっと良くなりましたね。
   いい男になりました。
   日本の俳優では珍しいです)

マンガでは稗田礼次郎は長髪だけど、阿部さんは短い。
さてどうなるかお楽しみ♪
と言いつつ実は邦画には期待してません。
SFXがちゃちで。

邦画は絶対ウソだろ?と、思ってしまうからダメですね。
それと何なんでしょうね?あの情緒過多は。
例えば「北の零年」
せっかく映像が美しいのに、あれでは・・・。
がっかりしました。
格好いいのはアイヌだけ。

あれは侍ではない。
侍がかまやくわで戦おうとするわけがない。
それでは農民一揆じゃないですか。
隠していた刀で戦うんじゃないのかな?
ウソ過ぎる。

なので、この「奇談」もがっかりしなければいいなって思っているんです。
一応お知らせしておきます。

<REX>(2005年11月5日)


日本では劇場公開されていない映画。
B級映画というのだろうか。

これはトンデモな映画です。
恐竜時代の生き残りが、人間の姿をとって地球に住んでいる、という話。
変身するために機械を使って、光学的な処置を施しているそう。
意志の力で変身(元の姿)することも可能。
彼らは嗅覚が発達していて、匂いで相手を識別している。
彼らは人間とは結婚しない。。。てか、出来ない。
彼らは大昔からいた。
それが世界中のドラゴン伝説である。

中国のドラゴンは生きるのが楽だったが、西洋のドラゴンは困難だった。
と、いって各地のドラゴン伝説や絵画に描かれたドラゴンを紹介。
中国のドラゴンは楽・・・というところで笑ってしまった。

恐竜人の正体を見てしまった人は、恐竜人に殺される。
でないと、秘密が漏れてしまうからで、
恐竜人は哺乳類人(人間)と、比べて圧倒的に数が少ないので、
それは彼ら恐竜人の死活問題だから。

1万人に一人の割合で恐竜人がいる。
彼らの大半は善良で、普通の市民として生活している。
恐竜人の刑事も出ていました。
これは警察にも爬虫類人がいる・・・という、ことでしょう。

彼らはこそこそ隠れて生きなければならないこの世界に嫌気がさしている。
隠れるというのは変身して、紛れてるということ。
中には革命を起こそうと企んでいる凶暴な種類もいる。

革命を起こそうと企んでいる種類は、ニューエイジ団体を活動拠点にしている。
そこで「本来の姿になるよう」洗脳しているようです。



怪し過ぎる。




<タイムマシン>(2005年10月23日)


原作はH・G・ウエルズ。
SFの古典ですね。

たしか、ハリウッドでは過去にもタイムマシンという映画を作ってます。
が、最近できたこの映画は映像的には段違いに良い。
技術の進歩が素晴らしいですね。

この映画にはCGが使われていて、特に未来へ行く時の、
大自然の変化=造山運動は、見てて感動します。
音楽には歌がついてて土俗的でいいです。

この映画のテーマは
「過去は変えられない。変えることが出来るのは未来だけだ。」
です。

それと、裏のテーマがありまして。
超未来には喰われる人と喰う人と、二種類に分かれるのです。
喰われる方は喰われる運命を受け入れてて、抵抗しません。
何の疑問も持ってない。
喰う方には、支配者がいて、彼が言うには
「こうすることが秩序」みたいなことを平然と言います。

私にはこれは現代のことに思えて仕方がありません。

それにたった一人で異を唱えるのが主人公の科学者です。
支配者は長いこと光に当たってないので真っ白で、人間離れしています。
地下にいることを示唆)
(文字通りというより、表面に出てないってこと)
このボスは催眠術で喰われる方を操っています。
喰う方にも喰われる方にも、両方
「思考のコントロールをしている」と言わせているのです。
これはもう、真実誇示と言っていいんじゃないでしょうか?
支配者と科学者の会話は意味深。
注目。

映画では最後に科学者がボスを倒し、
永遠の楽園を作って終わるのですが。
これは・・・・・・喰われるだけの運命から勇気を出して、闘い、
抜け出したモノだけが楽園に住めるということ。
私にはそう思えます。

<ターミナル>(2005年10月19日)


トム・ハンクス主演。
笑えて泣けるいい話です。
しかも、現代社会への風刺がバッチリ効いてます。

空港内で生活するトムを「法律によって処理」することしか考えない
責任者と、法律以上の「心」でトムを応援する人達。
空港内のあちこちに設置された監視カメラを通して監視するボス。
これは笑わせているけど、実は真実誇示ですね。
みんな監視されているんだよ、という。

ヒロインが空港のボスに
「何であなたほどの美女が(あんな)奴を相手にするんです?」と尋ねた。
美女が答えて言うには
「あなたには一生かかってもわからない。」

これも意味深。

法律・規則・決まりだけで生きていてはいけない・・・
ということがわからない、という意味ですが、
人間としてダメというだけではないと思います。
最後に法律と規則に忠実だった、ボスの部下が規則を堂々と破る。
こうあるべし・・・この場面が一番言いたいことかな。

というのは表向きのテーマ。
師匠がこの映画について卓見を述べています。

映画『ターミナル』面白いですよね。

あれは、「ユダヤ人の苦難の歴史」を
象徴的に描いた作品。

っていうか、スピルバーグ作品のほとんどがそう。

激突、ジョーズ、ジュラシックパーク、
追っかけまわされ、いじめられ、最後に
ハッピーエンド。

『ターミナル』は変形版。
「祖国が消滅し、亜空間を彷徨う民族」を
面白く、しかもエンターテイメントとして、
世界で大成功を収める形で提示した。
そこがすごいとこ。

しかも、祖国が消滅し、空港に隔離されても、
さらに、言葉がまったく通じない異国の地でも、
いろいろな“金儲け”の方法を次々と考案します。
これ、まさにユダヤ商法ですよね。

スピルバーグは、「追われる恐怖」を描かせたら
世界一だと思います。
そして、「最初の30分」の盛り上げ方も世界一。

最新作『宇宙戦争』も最初の30分が神懸りです。
『プライベート・ライアン』の最初の30分は
歴史に残る“神シーン”ですもんね。

映画『ターミナル』のタイトルはダブルミーニング。
ひとつは、「空港」を舞台とした映画だから、
「ターミナル」。
もうひとつは、ユダヤ民族が最終的に辿り着く、
安住の地のことを言っていると思います。
つまり「終着駅」(ターミナル)。

以上、師匠の解説でした。
深いです。

トム・ハンクスは「キャスト・アウェイ」にも出てて、
ここでは殆ど一人芝居状態。
彼はこういう映画がピッタリしています。
共演者と掛け合いよりも一人芝居の方が巧いのです。
当時中学生だった倅もこの映画を見て大いに笑って泣いていました。
これもお勧めしますね。
こっちの映画も現代社会への風刺とこの生き方でいいんですか?
という問いを発していた作品でした。

また「フォレスト・ガンプ」では知能が極端に低い人、
「ビッグ」では大人の身体になっちゃった子供を演じていました。
彼は気の毒な人、頭の弱い人、困った事態に陥った人を演じるのが巧い。
みな、喜劇です。

「ユー・ガッタ・メール」「グリーン・マイル」
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」

では普通の人を演じていましたが、
上の作品と比べると彼の良さが出てないような気がします。

<シャル・ウイ・ダンス>(2005年10月18日)


ハリウッド版のです。
日本版も良かったですね。
それでハリウッド版を見てみました。

さすがですね。
ところどころにユーモアの小技を散りばめてあり、笑わせてくれます。
日本版の主役、役所広司もいいけど、ハリウッド版のリチャード・ギア、素敵です。

日本版の三枚目役竹中直人が凄く面白いけど、ハリウッド版の俳優もいいです。
竹中より自然でした。

そう。
ハリウッド映画は自然なんです。
映画ってウソなんだけど、ウソのつきかたが巧い。
私はそういう映画じゃないと見る気がしません。
ちなみに中国製の「ラバーズ」とか「七剣」その他など見たくもない。
人間が空を飛ぶ・・・バカバカしいです。
雨あられと降る矢の下にいて平気・・・あり得ない、ウソ過ぎる。

チャウ・シンチーの「少林サッカー」は見ました。
あれはおバカ映画で、あり得ないのがコンセプトだからOK。
お気に入りです。

さて、シャル・ウイ・ダンス。
細部まできちんと作ってあり、さすがだなぁ・・・と感心してばかりいました。
日本版では役所の奥さんがメソメソしてて不自然だったのと、
そういう性格なのかもしれませんが見ていて嫌になりましたね。
これは人物の描き方が平板だから。
いつも同じ表情ってのが変です。

ハリウッド版の奥さんには共感できました。

自然というのは本物っぽいってことです。
西洋は伝統的に写実が得意ですね。
ルーブル美術館で西洋古代の陶器を見ましたが、凄かったです。
大皿にへび・とかげ・蜘蛛・むかでをリアルに立体的に貼り付けてある。
これを見て楽しいかとは思えませんが、そういう文化なんでしょうね。
私はモナ・リザよりもこの古代の大皿に感銘を受けました。
(東洋とは全く違う)というところに。

なので東洋・・・日本が好む「お決まり」ってのがない。
お約束もなし。
これらは歌舞伎の影響だと思うのですが、
ここでこういう決め台詞、ポーズを取る。
それが「わかる客が通」という嫌らしい考えがある。
全てはお決まり。
自称インディゴの私はこれが大嫌いなんです。
甘えているんじゃない・・・と思うのです。

甘い期待を裏切って欲しいのです。
期待以上のことを見せて欲しい。
それを叶えてくれるのが今のところハリウッド映画
(と、フランス映画)だけなんです。
だから、見る。

「シャル・ウイ・ダンス」・・・・最後に泣かされました。
こういう風に淡々としてて、最後に泣かせるというのがいいです。

あ、でも全部がいいとは言いませんよ。
つまらない映画も沢山あります。
ここで取り上げてないだけですわ。
アルバトロス・コア
何なんでしょう?
最初の5分で10人は死にますね。
あれはなんというか・・・・・凄いですわ。

そんなわけで「シャル・ウイ・ダンス」はお勧め。
日本版が醤油味ならハリウッド版はピザ味かな?
原作に忠実でいて、尚且つ切り捨てるところは切り捨て、
極上の作品に仕上げています。

<シン・シティ>(2005年10月18日)


これはお勧め!
ぜひ、ご覧ください。

師、曰く
今度は、このシンシティが「標準」となるので、
各監督はこれを上回る作品を作らなければならない。
大変ですね。
 
同感です。

これはアメリカン・コミックを「そのまま」実写版にした作品なんです。
「そのまま」です。

コミックって色がないですよね?
だから、この映画には色がありません。
ところどころ、マンガ家が色をつけているのと同じく、
映画でもところどころに色がついています。

人物やクルマの動きはマンガそのものです。
この独創性・・・アイディア。
日本の映画界はハリウッドに敵いません。
百年進んでいるような気がします。
永久に追いつけないような気がします。

この作品を楽しむには原作のコミックを読んだ方がいいでしょう。
きっとアメリカではこの映画はもっと人気があると思います。

特別監督にクエンティン・タランティーノがいます。
彼は天才だと、師匠が言ってました。
IQが175もあり、これは既に通常の生活ができないレベルだそうです。

タランティーノは特別監督なので、彼が作ったわけじゃなく
助言したんだと思うけど、彼の作品はその後の作品にかなり、
影響を与えていますよね。

天才は独走しますね。

さらに、その天才が好きなのは日本のアニメや演歌やヤクザ映画
グルッと回って一周した感じです。

<チャーリーとチョコレート工場>


ここに出て来るウンパルンパがシュールでいいです。
彼らの歌と踊りは最高!
お勧めします。

ジョニー・デップが共演者に喰われる映画って初めて見た。

<エイリアンVSプレデター>(2005年10月13日)


そんなん見るなよ〜って言われそう。
でも、エイリアンは1〜3、プレデターも1〜3まで全部見ているので見なくちゃ。
化け物が出て来る映画、大好きで殆ど見てます。
(見られないのは血がどば=!の映画)

でも、どっちの作品も最初のが一番いいですね。
シリーズもので一作目を超える作品を作るのは難しい。


さて、私の大好きなエイリアンとプレデターの両方が出て来るので
劇場で見たかったのですが、チャンスを逃してしまい、
仕方なくビデオ鑑賞でした。

これを見て私は去年(2004年)にオカルト爺いと
会った時のことを思い出しました。
オカルト爺さん(エイリアン)信者(人間)を作り、
「食い物」にしようとしたのを私(プレデター)が邪魔したのです。
プレデターはエイリアンを狩ることがゲームなのです。
(こりゃぁ面白い!)と、楽しんでやります。

エイリアンは”人間”が主食(ブラックですわな)。
その通りでしたね。
あまりにもピッタリなので笑いました。
当の”人間役”だった人は・・・何をわかっていたんでしょうね?
すっかり洗脳されてましたわね。

世の中にはこういうコトが多々あります。
渦中にいても事情が飲み込めない人が殆どですけどね。
私?
全然感謝されてないし、謝罪も受けてません。
人間役の方々にはこの一件が一年経っても理解できないようです。
一人「洗脳されかけた」と、わかった人はいますが、あとはダメみたい。
プレデター(な私)としては別に”人間”に理解されて
感謝されたいとは思わないからいいんですよ。
これも映画と同じね。

さて、この映画のプレデターは
古代、地球に現れては「神」と崇められていた・・という設定。
南米を思わせる場面がありました。
こんなところに”真実”を誇示してたりしてね。
ほんのちょっとだけ、さりげなく・・・・ね。

ロード・オブ・ザ・リングはvol.3まであります。
<ロード・オブ・ザ・リング1>(2005年9月26日)


http://www.herald.co.jp/special/007/diagram/index.shtml

中世ヨーロッパ風の国を舞台にした異界モノです。
この映画は多分、かなり高い次元からのインスピレーションで書かれています。

人間は誰でもあの世から影響を受けています。
「チャネリング」のところにも書きました。
日月の神も「獣の入れ物となりてくださるなよ。神の入れ物となりてくだされよ。」
と、言っています。

ロード・オブ・ザ・リングに描かれた世界は、実は「現代」のことです。
何故、今、この小説が映画化されているのか?
それがその証拠の一つです。

例えば二巻目の「二つの塔」。
これが上映されている頃、アメリカの「双子ビル」(ツイン・タワー)が、
爆発炎上しました。
ただの偶然でしょうか?
当時、アメリカでも映画との符号を指摘する一般人が多かったそうです。

作者のトールキンは何かのインスピレーションを得て、現代のアメリカ及び
世界に起こることを書いたのだと思います。
勿論、彼にはそんな自覚はありませんが。

これと似た話は沢山あります。
有名なのがタイタニック号沈没のかなり前に「タイタン号」が沈没する・・・
という、小説を書いた人がいる。
船の大きさや沈没の理由や状況などが、酷似しているのです。
不思議ですね。

また、ある船が遭難して、とうとう人間を食べることになり、くじ引きで犠牲者を
決めるという悲惨なことになりました。
その時、キャビン・ボーイが犠牲になりましたが、その事件が起こる前に
これとそっくりの小説を書いた人がいるのです。
犠牲者の名前までが同じだったそうです。

つまり、小説家が書いた作品が「予言」になっているケースがあるということです。
これは、高い次元からのインスピレーションがあったからだ・・・と、
考えないと説明がつきません。
高い次元。。。つまり「あの世」は、この世の時間を超越しているからです。
(映画「コンスタンティン」に、巧く描かれていました)

前置きが長くなりました。

<ロード・オブ・ザ・リング2>(2005年9月27日)


この映画は主役が誰なのか、わかりづらいのだけど、小人のホビットです。
ホビットとは「子供のように純粋で無邪気な部族」。
師匠はホビットが日本人に見えてしょうがないそうです。
世界の危機を救う主人公は日本人だし、他の民族に比べたら子供のようだし。

ネオテニーという言葉があって
「幼形進化」といって、進化すればするほど外見が幼くなることです。
日本人を始め東洋人は白人や黒人に比べるとたしかに幼いですね。
でも、それは「進化した結果」だそうですよ。
(九州大学・金関教授)

日本人は子供に見える・・・これはちょうど映画の中のホビットと同じです。

しかし、物事にはいくつもの側面があり、これだけではありません。

世界を救うのは文字通り「子供」だと思うのです。
つまり「チルドレン」が救う。
インディゴ・チルドレン、クリスタル・チルドレンなどのことです。

作者はそんなことは考えてないとは思いますが、これらのチルドレンのことを
指していると、私は思います。
ホビットには「日本人」という意味と「チルドレン」という意味があると思います。

ホビットは一番小さくか弱いけれど、他の部族にはないものを持っている。
それは「純粋な心」なんです。
心が純粋なので、魔法の指輪を持っていられるのです。
そうでなければ指輪の魔力で「悪の権化」に成り果ててしまうからです。

ホビットはそれを武器に他の部族にはできない、一番大変な仕事を成し遂げるのでした。

何故、今、ロード・オブ・ザ・リングが映画化されたのか?
この映画が現代〜近未来を指しているのは間違いないでしょう。

<ロード・オブ・ザ・リング3>(2005年9月28日)


日本人が特殊な民族で、世界の運命を握っているというのは
私が日本人だからそう、思うのではありません。


アメリカのホピの予言では「日本とドイツとホピ」が世界の命運を握っているそうです。

また、ヒットラーが戦争中にドイツを訪れた日本の高官に言った言葉、
「天皇を大事にするように。」
また、彼は霊能者だったので予言もしています。
「未来には東方の国が巨大な(魂の?)実験場になるだろう。
それは若者(子供?)に顕著に現れるだろう。」とか。
彼は狂人ではなく、かなり頭の良い男です。
彼を悪人に仕立てたのはアメリカでしょうね、自分たちの罪を隠すために。
だって、誰が考えても原爆投下が最大の「人類への罪」じゃないですか。

また、その原爆を開発したアインシュタインの来日時の言葉も謎に満ちています。
近代日本の発展ほど世界を驚かせたものはない。
一系の天皇を戴いていることが今日の日本をあらしめたのである。
私はこのような尊い国が世界に一ヶ所ぐらいなくてはならないと考えていた。
世界の未来は進むだけ進み、その間幾度か争いは繰り返されて、
最後の戦いに疲れる時が来る。
その時人類は、まことの平和を求めて、世界的な盟主をあがなければならない。
この世界の盟主なるものは、武力や金力ではなく、あらゆる国の
歴史を抜きこえた最も古くてまた尊い家柄でなくてはならぬ。
世界の文化はアジアに始まって、アジアに帰る。
それにはアジアの高峰、日本に立ち戻らねばならない。
われわれは神に感謝する。
われわれに日本という尊い国をつくっておいてくれたことを

何で日本に原爆が落とされたのか?
アトランティス時代のカルマを払わなければならない人が日本に沢山生まれているからだ・・・
というトンデモな説があります。
でも、世界でも科学や技術の点で勝っているのでそれは言えてるのではないでしょうか?
なので、日本人は日月神の言うメグリ(カルマ)を払う必要があったのだ、と思うんです。
そのために、アメリカが悪の御用をしてくれたのだと。
誰かがやらなければならないから。

さて、日本はカルマを果たし、しかもアジア諸国の独立に繋がることをしました。
大東亜戦争は日本(及び世界)のカルマ果たしと、世界を大きく変える、
という意味があったのです。
既に日本人はホビットのような役を演じているのです。
でも、ホビットの仕事(指輪を火山に投げ込む)はまだ、残っています。

それを表面しか見ない人達はいろいろ言いますが、彼らはオークなんですね。
オークの数は多いですよ。
映画の中でも多かったけど。
この映画を見て娘が
「オークって結構頭いいじゃん、だって、ちゃんと武器とか作ってるし。」
ですと。
そうなんですよ。
オークは別に頭が悪いんじゃないんです。
ひたすら邪悪なだけです。
そして、実はオークとはあの美しいエルフの成れの果てなのです。
元は心も姿も美しかったのに、何を間違えたのか、転落してしまった部族なんです。

これって、人類に当てはまってませんか?
人類に当てはまってるというのは、集団でも、個人の単位でも、という意味です。



さて、師匠に「ロード・オブ・ザ・リング」の解説をお願いしたところ、快諾してくれました。
(2005年10月1日)

if さま
 
ロード・オブ・ザ・リングについての解説の件、
いいですよ。ただ、月末は忙しいので10月に
入ってからですけど、それでもいいですか?
 
あの映画の本質は「欲と誘惑」です。
いくら純粋な心を持ってしても、
絶対に誘惑に負ける……ということ。
使命を果たすためには、ただ純粋なだけじゃダメ。
謀(はかりごと)と誘惑と悪意に囲まれて、
それらが複雑に絡まって初めて本来の
使命を果たすことができる。という皮肉の嵐。
 
だって、フロドは結局、誘惑に負けたんですもんね。
大負けも大負け、大敗退。
だから、エルフと遠い国へ癒しの旅へ出なくてはならなかった。
ツライですね〜。

いずれ、「師匠の薀蓄」として映画の解説を載せますね。
少々お待ちください。

<ウルク・ハイ>(2005年9月19日)


これはロード・オブ・ザ・リングに出て来る、人間型の化け物。
次女曰く
「高校の同級生に、たしかにいた。」そうです。
それを聞いてた長女が
「私の同級生にも、いたよ。」ですと。そして
「ひょっとして、その二人は姉妹じゃないの?」ですと!


娘たちが通っていたのは女子高です。

(そういう娘もウルク・ハイ)

<イニシャルD>(2005年9月18日)


香港で作られた映画で、9/17封切り。
元々コミックの「イニシャルD」ですが、
アジアでは「スターウォーズ」を抑えて、堂々人気No.1だそうです。
わからないモンですね。

でも、中国語のイニシャルDって、いったいどんな?
  • ■キャスト
  • 藤原拓海 ・・・ ジェイ・チョウ 周杰倫
  • 茂木なつき ・・・ 鈴木杏
  • 高橋涼介 ・・・ エディソン・チャン 陳冠希
  • 中里 毅 ・・・ ショーン・ユー 余文樂
  • 藤原文太 ・・・ アンソニー・ウォン 黄秋生
  • 立花 樹 ・・・ チャップマン・トウ 杜
  • 立花祐一 ・・・ ケニー・ビー 鍾鎮濤
  • 須藤京一 ・・・ ジョーダン・チャン 陳小春
  • 岩城清次 ・・・ リュウ・ケンホン 劉畊宏

このキャスティングは凄いですね!
見たくなります。
その前にコミックかアニメを見なくちゃ。。。

これも、娘達の情報。



アニメの「イニシャルD」見ました。
面白い!
人物は殆ど動きがなく、立ってるか、座ってるかなのに、
クルマの動きは素晴らしいCGアニメ。
臨場感溢れてて本当に峠道を下ってるような気になりますね。

これははまりますわ。

たかがクルマのことなのに、凄い薀蓄を披露してくれて、
いったいあんたたちは何?と思えて、最高です。
                            (下がアニメです→)




<ハウルの動く城>(2005年9月18日)


この映画はスタジオ・ジブリが満を持して作った
「萌え映画」だそうです。
アレはストーリィなんかなくたっていいんだそうです。
おばさんにはわからない映画だそうです。

娘達曰く。

<サイン>(2005年9月11日)


メル・ギブソン主演の映画。
この映画を見た後で私と子供達とでこんな話をしました。
私    「なに、あれ。」
子供1 「なんだかなぁ。」
私    「たいしたことなかったねぇ。」
子供2 「変。」
私    「宇宙人間抜けだったねぇ!」
一同、大笑い。

でも、何か釈然としない、奇妙な感じでした。
何かがわからないのです。
その、わからないことが何なのかが、わからない。
どうもおかしい・・・・・・・本当にあれだけなんだろうか?

それで師匠に映画の感想を送りました。
すると、師曰く
「あの映画は、
『目の前に見えるサインに気を取られ、本当のメッセージを見逃しているぞ』
ということを警告した映画です。
そうでなければ莫大な制作費のウン%を取るほどの脚本ではありません。
M・ナイト・シャマランはそれだけのお金は取れない。」


(???)

そう、言われてみればあのシーンもこのシーンも辻褄が合います。
そうだったんだぁ!

わからなくてもわからないなりに楽しめるんです。
でも、本当の意味は別にあり、それを知る人だけが知るってことでしょう。
見える人には見え、見えない人には見えないのでした。

そして、これはこの世に起こる政治的なことでも、事件事故でも全てが
そうだということでしょう。

達人と一般人のモノの見方の違いを痛感した作品でした。

<アレキサンダー>(2005年9月7日)


私の好きな歴史モノです。
歴史好きな方にはお勧め。

私は主演のコリン・ファレルの顔が嫌いだったので、彼がアレキサンダーを
演じるについては、異論がありました。
嫌いな理由は→弟に似ているからです。
弟の一人が、コリンと渡嘉敷(ボクシング)を足して2で割ったような濃い顔をしています。
だから・・・・・・・・嫌いでした。
(あはは!)(別に喧嘩してはいません。兄弟なんてそんなモンです)

なので「リクルート」を見ましたが、(頭がいまいちな)弟に似ているという理由だけで
(彼(コリン)がMITの学生であるはずはない!)と、
空想と現実がごちゃ混ぜになる始末。
こういう態度もいけませんね。
これは師匠が見るように薦めてくれたので渋々見たけど、面白かったです。

アレキサンダーが良かったので、コリンを気に入り次は「フォーン・ブース」を見ました。
これも良かったです。

ところで、アレキサンダー役はコリン・ファレルにピッタリだったし、
はなしもとても良かったです。
こういう歴史モノを見る時は当時の様子を知りたいという気持ちがあるからですが
史実どおりではないだろうけど、楽しめましたね。
アンジェリーナ・ジョリーも怖い役柄で出てて、
彼女は巨乳だけじゃないんだぁ・・・と、当たり前だけど、感心したし。

前は嫌いだった俳優が好きになった例は沢山あります。

以前はニコラス・ケイジが嫌いでしたが「天使のくれた時間」
という映画を見て、あまりにも演技が巧いので好きになりました。
ニコラスの友人がジョニー・デップだそうで、ジョニーの演技力も、
ハリウッドの他の俳優が一目置くほど。
類は友と呼んだのでしょうか。

理由もなく、人を嫌ってはいけないな・・・という実例でした。
反省しなくちゃね。
(でも、好き嫌いに理由はないのよね!)

<コーリング>(2005年9月6日)


ケビン・コスナー主演。
彼の役は妊娠中の妻(医師)を事故で失った医師。
妻の遺体は南米にあるのだが見つからない。
彼はひどく落ち込む。

そんな時、彼の前に臨死体験をした少年や昏睡状態になった少年が現れ、
「エミリ(奥さん)が先生に伝えたいことがあるんだって。」と言う。
謎の図形を手がかりにして、彼は真相を究明します。
暗号解読みたいで楽しいです。

面白いことがありました。
妻のエミリはトンボを自分のサインにしていました。
トンボが描かれたものなどコレクションしていたら、
今度はトンボがエミリに寄ってきたそうです。
これは映画じゃなくても本当に「寄って来る」んですよ。
体験すると面白いので、やってみてください。
ケビンはトンボをエミリのトーテム(守り神)と、言ってました。

この言葉はやたら目についたり寄って来るモノには何か霊的な意味がある、
ということを言いたいのだと思います。
その人だけにわかり、その人だけに意味があるサインです。
(これにはいったい何の意味があるのだろう?)と、
考えることは暗号解読のようで楽しい。


ケビン・コスナー、以前は嫌いでした。
「高すぎる鼻・広過ぎる額・端正すぎる顔」・・・嫌いなんです。
でも、中年になったら渋くていい感じを出してます。

ケビンは先住民が好きなのか「ダンス・ウイズ・ウルブズ」にも主演してます。
また、この映画のような「あの世」がテーマになってる作品にも出てます。
野球の試合の映画で「サイレント・コーリング」だったかな?

彼は精神性が高いのかもしれないですね。

それと、映画は感動できなければつまらないと思っているのですが
これは最後に泣けました。
謎解きの後で最後に泣けるというのが巧いですね。

<コンスタンティン>(2005年9月4日)


これはコミックが原作だそうです。
主演のキアヌ・リーブスは、不機嫌なネオって感じで
この俳優も何を演じても同じかぁ
と思いました。
でも、監督はそれを承知で起用したんだろうし、はまり役でした。
キアヌは菜食主義者だそうで、精神的にも高い人かもしれませんね。

この映画のテーマは、いろいろ盛り込まれてはいますが
私には「アセンション啓蒙映画」に見えました。

映画の中の台詞に「今、神と悪魔が人間を取り合っている」というのがあり、
これは言えてます。
文字通り取り合っているのではなくて人間が今、どちらを選ぶのか?
という意味です。

犯罪者について。
コンスタンティンが刑事にこう言います。
「犯罪は勿論本人がやるんだ。
でも、人間だけがやってるんじゃない。」みたいな?
犯罪の原因には人間の悪想念がありますが、それを助長させている影の
存在がいるってことです。
こういう風にさり気なく真実を公開しています。

この世には「ハーフブリード」という存在がいて、
それは天使と悪魔なのですが、
人間の姿をとって普通に暮らしているという設定。
これも、悪霊が憑いた人間のことや、天使の出現を示唆していますね。
これは本当らしいですよ。
つまり、四次元の幽界から影響を受けた人間と、
5次元以上の霊界から影響を受けた人間がいるということ。

日月の神も
「神と獣を立て分けると申してあろがな」と言ってます。

さて、この映画では今までにはないことを映像化していました。
それは、「次元」です。
人間よりも高い次元にいる天使は次元が高いがために、
「時間を制御できる」のです。
つまり、天使は人間の時間を「超えて存在している」。
コンスタンティンも、霊能者なので人間でありながら、
人間の時間を超えることができる。

この次元の違いが、映画ではこう、表されていました。
人間<天使<サタン<神
です。
天使を自分の次元の下に置ける(時間を支配できる)

サタンも、神の手の内にあった
・・・ということです。
支配できるのは時間だけではない。
次元が高いということは、悪魔が何を企てようと神には全てお見通しである。
(※
「この方見抜き見通しの神ざ」日月神)
お見通しの上で「させている」ということなのです。

コンスタンティンは人間なので天使のガブリエルの
考えていることが理解できません。
ガブリエルはコンスタンティンに
「自己犠牲」とは何なのかを、
教えたいのですが、
彼にはわからないのです。
彼は一生懸命「良いこと」をしていました。
それは自分が地獄へ行きたくないので、良いことをすれば神が見ていて
助けてくれると、自分で勝手に思っていたからです。
ガブリエルがそれは違うのだ・・・と教えても、
コンスタンティンにはわからないのです。
これも、次元の違いが為せるわざですね。
下から上は「わからない」。
どうやってもわからないのです。
訊けばわかるというものでもない。
それは「体験してみて、悟る」ことだからです。

ガブリエルは自らが汚れ役になり(自己犠牲)、
コンスタンティンに「自己犠牲」を教えました。
そのために「悪魔・サタン」が必要だったのでした。
神はそれらを全て見通して、させていたのです。
(※
「悪抱き参らせよと申してあろがな」日月神)
これを悟るには「悪」の存在が必要なのですね。
善だけでは何も悟れないから。

最近、ハリウッド映画ではこの「自己犠牲」がテーマである・・・
というのが出て来ました。
(「X-MENU」「デイ・アフター・トゥモロー」
「スパイダーマンU」「ヴァン・ヘルシング」
  がそうです)
これは常々師匠が
「自己犠牲が必要」と言っていたし、
「全ては神の手の内にある」と言って、
所謂陰謀論を採らない根拠になっています。

そして、この「自己犠牲」こそがアセンションの必要条件なのでした。

なので、コンスタンティンは「どうすればアセンションできるのか?」を
映像化して私達に見せてくれている映画なのです。
こういうのは他にはないような気がします。



もう一つ、この映画では面白いことを描いていました。
それは「意識と死後行く世界の関係」についてです。

コンスタンティンが悪魔を追い詰めます。
悪魔はコンスタンティンにどんな目にあっても、地獄へ帰った時、
自分の働きによって階級が上がるのを喜びとしているかのようです。
ところが、コンスタンティンが
「おまえを天国へ送ってやる」と言ったら悪魔は焦った。
悪魔は天国へは行きたくないのです。
何故ならそこは悪魔にとっては「地獄」だから。

このシーンは
「人は自分の心の通りの世界を生きているし、死後もそこへ行く。
しかし、それが『喜び』だからである。」ということを、映像化しています。
人は自分の心のままの世界へ、喜びをもって行くのです。
たとえ地獄であろうと、そこは当人がそれを喜びとしているのです。
(※自分の本心が地獄を目指しているのに、
  表面の意識は良いことをしている場合があり、
  こういう場合は、死後行った先が地獄なので、
  本人は驚いているそうです。
  自分の本心に気付けない場合は
  こういうどんでん返し(グレン)が待っています。)

そういうわけでこの映画は必見です。

そうそう。
コンスタンティンが住居にしている、ボーリング場の壁には
「666」が描かれていました。
これもわかる人だけにわかるように、メッセージでしょうね。

こういった深い意味を持つ映画、日本で作られていますか?

<ドグマ>(2005年8月31日)


これはキリスト教の教義という意味。
天使・神・悪魔が出て来る、多分B級のおバカ映画です。
(※私にはB級映画の定義がわからないけど)
が、テーマは鋭い。
キリスト教会からクレームがつかなかったのかな?と、心配。
「ドグマ」は実にバカバカしい映画でしたが、妙な魅力もありました。


映画の中にジェイ&ボブという、二人組みが登場しますが
この二人が登場する、シリーズ映画の一つのようです。
ジェイという若者が喋り続け、ボブは黙っている。
そのおとなしいボブは「サイレント・ボブ」というキャラクターで、
実はこの映画を作った監督自身。

ジェイ&ボブはアメリカでは人気があって有名らしい。
ビデオを見た後、ネットで調べて知りました。
「ラスト・サムライ」に寡黙な武士というのが出ていたのを覚えてますか?
主人公のオルグレン中尉が、寡黙な武士と会話します。
でも、武士は英語がわからないので、喋りません。
中尉は困ってしまう・・・が、良いことを思いつきます。
「ボブ・・・・・・君のこと、ボブって呼んでいいかな?」だって。

この台詞はジェイ&ボブのボブのことだったんですね。
アメリカではこの台詞は大いに受けたはずですよ。
日本ではジェイ&ボブを知ってるオタクな人にしかわからないギャグでしたが。

アメリカ映画ってどんなシリアス映画でも
ユーモアやウイットに富んでいてその芸の細かさ・心遣いには
感心します。

それと天使役でマット・デイモンと、ベン・アフレックが出ています。
いい感じです。

<薔薇の名前>(2005年8月28日)


これは推理モノです。
推理モノ・中世ヨーロッパ・キリスト教・歴史・
ショーン・コネリーが好きな人にはお勧め。

主人公はショーン・コネリー扮する修道士で、
論理を駆使して謎解きをする話です。
それに異端審問を絡ませているし、当時の様子を知る参考にもなりそう。
「薔薇の名前」というタイトルも最後まで謎でして、洒落たコトをしますね。

会話はウイットに富んでて、日本人で
こういう言い回しが出来る人はいない。
そういう面では西洋は成熟しているんだなぁ・・・と、
文化の違いを痛感します。
日本人は「言わぬが花」「敢えてコト挙げせず」という文化だからね。
なので、外国映画を見ると言い回しの面白さにはいつも感心します。
(※ミヤザキ氏が紅の豚でそれを真似してたけど、似て非なるモノだった。
   やらない方がまだ良かった。
   付け焼刃のウイットは恥ずかしいから止めておくれ)

中世ヨーロッパ(1327年くらい?)の、
冬の陰鬱な風景が良かったです。

それと、ショーン・コネリーですが彼は若い頃よりも、
ずっと素敵になりましたね。
ああいう風に年を取れば取るほど素敵になる俳優、日本にいるかな?
山崎努あたり、いいかな?

主役だけでは本人が何を考えているんだか、
見てる方にはちっともわからないけど
助手を登場させて、話をわかり易くしていました。
二人の会話で、謎が解けていくのです。
映画は弟子の回想という形式。

いろんなテーマが盛り込まれていますが、
教皇に逆らえば「異端」にされた
時代の、正しいコトを主張する人の苦しみ・・・
というのもありました。
しかし、最後には善が勝ったり、
神が義人を見捨てなかった、と
見られる場面もあり、それとは言わないが匂わせていて、
ここらへんの表現が
とっても巧いです。

今ならさしづめ
「上司が間違っていても、それに異を唱えたら、左遷だよ」と
いうような不条理ですね。
そんなコトも考えながら見ました。

<陰謀のセオリー>(2005年8月26日)


師、曰く

映画『陰謀のセオリー』のメルギブソンのセリフに注目。

この映画の主人公(メル)は、
政府の陰謀を暴いてはニュースレターに書く、
ということをしています。
彼の情報源は皆が目にする「新聞」なのです。
そこに暗号が隠されている・・・という話。

師匠はこの映画を見て自分のことのようなので驚いたそうです。
面白いからお薦め。
メルは格好いいなぁ。

トム・クルーズ&ブラピ&レオナルド・ディカプリオは
どこがいいのかわからないけど・・・。


< I T >(2005年8月26日)


「アイティー」ではなくて、「イット」です。
森元総理の読み方が正しい。

師、曰く

映画『IT』(イット)は、こじつけではなく、
一斗ちゃんの名前と一致するのと、
殺害方法、その他が映画と同じなんですね。
あと、スティーブン・キング自体が、この世の
マトリックスを熟知し、歴史を形成してゆく
「製作者」の側の人間なんですよ。
メロビンジアンの仲間です。

子供が犠牲になった事件を引用して解説してくれました。

この「 IT 」という映画には最後に巨大なクモが出てきますが、
これと東京某所にある「巨大クモ」のコンセプトが
同じだとか、そうでないとか。

この映画、ちょっと前に製作されたので
古臭い感じがするのは否めません。
が、なかなか面白いです。


<トゥルーマン・ショゥ>(2005年8月23日)


こは”真実誇示映画”。

トゥルーマンとは「真実の人間のこと」。
主人公、トゥルーマンは生まれた時から、
映画のセット(仮想現実)の中で育ちます。
それを「月」にあるテレビ局が撮影、監視、シナリオ作りしているのです。
これはそのまま、私達のことですね。

地球人は常に監視されている。
監視しているのは「政府」とか、「目の出るCM」を作ってた連中の組織」とか
「アメリカの1ドル札」の目に象徴されるものや組織とか、
「宇宙連合」とか、「神様」とかいろいろあるだろうけど、
「監視されている」のです。

この世は仮想現実で常に誰かが監視しているってことですね。

最後にトゥルーマンは
「自分が映画のセットの中で生きていた」ってことを悟ります。
そして「この世」から出て行くのでした。
「上」にいて監視していた人はそれを阻止しようとしますが、
最後にはトゥルーマンを騙しきれなくなり、
彼の旅立ち(独り立ち)を、祝福するのでした。

意味深だけど、ジム・キャリーが好演してていい話です。

それで思い出したことがある。
人工の「月」でトゥルーマンを監視しているプロデューサーは、
「スーパーマリオ・ブラザース」で爬虫類の王クッパを演じた俳優でした。
これって、意味深。

<ドリーム・キーパー>(2005年8月21日)


これはアメリカ先住民の神話をSFXを多用して作った作品。
先住民の神話の面白さ、民族衣装の美しさが気に入ってます。
神話とからめて現代の先住民がアメリカで置かれている立場や
白人のやり方を選びたい若者と、先住民の伝統を残したい老人との
心の物語です。

私はアメリカ先住民が好きできっと前世はそれだったと思っているんだけど、
まだ鑑定では出てきません。
全部見てもらったわけじゃないからいいんだけど。
今まで縁があったのはナバホなので、それかなぁ?なんて思っています。
ナバホは砂絵で有名。
私も模様のような絵が好きなんですよ。

表向きは先住民の美しい神話ですが、ちゃんと社会問題も描いている。
底の超浅い日本映画には真似ができないんじゃないか?とさえ思います。
ある情報によれば、これからの世界を作る(保つ)のは
「世界中にいる、先住民」だそうです。

よく、これからは「女性原理の社会になる」とか聞きますが、
女性原理=先住民の社会なんです。
世界はもとは皆、女性原理社会だったのですが、侵略・戦争のたびに
どんどん男性化が進みました。
それが今は極限にまで来ています。
極限になったモノは「反転」せざるを得ないので、
反転の時は間近に迫っているのです。

そういうことを言葉は違うが、意味は同じで先住民達は予言しているんです。

そして、先進国の中で唯一日本だけが
「男性原理をうまく使える、女性原理の国」なんです。
これからの世は「わかるか、わからないか。心があるか、ないか。」
で、人間が分かれて行くでしょう。

<トゥーム・レイダー>(2005年8月17日)


ご存知アンジェリーナ・ジョリーの宝探し話。
ハリソン・フォードの「インディ・ジョーンズ」シリーズの女性版ね。
しかし、あまりにもつまらないので15分持ちませんでした。
呆れて師匠に報告すると・・・
「トゥーム・レイダーを見る人の95%は、
 アンジェリーナ・ジョリーの巨乳目当て。」

だそうで。

95%だって・・・・・・・・・・・・・・やけに数字が細かい。
いったいどこからそんな数値が?

<マーズ・アタック>(2005年8月12日)


バカバカしい喜劇ですが
師匠曰くこの映画は
「ある意味、真実」だそうです。
!!!
さらに
「映画に出て来る火星人は○○テレビの○○氏にそっくりですよ。」
ですと。

酒場で働く重要な役柄の人は「古代エジプトのファラオ」の
姿をしています。
この人は火星人と戦うのですが
「エジプトを始め古代文明に、宇宙人と接触があった」ってことを
示唆しているのだと思います。
もっと言えば宇宙人が介入した。
最後の方で大統領を殺して火星人が立てた旗には「ピラミッド」と、
「ピラミッドの上に★?」が描かれていました。
かなり、意味深。

パロディ映画なので、誰や何の真似をしているのかを
探す楽しみもあります。
精神世界の草分けとなったシャーリー・マクレーンを
思わせる女性が出たり、
実在の政治家にそっくりな人とか、とても楽しい。

こんな一見バカバカしい喜劇にも”真実誇示”が盛り込まれていて、
驚きますね。
作り方は巧いし。

<スーパーマリオ・ブラザーズ>(2005年8月11日)


日本のテレビ・ゲーム、スーパー・マリオ・ブラザーズのハリウッド映画版。
子供向けなんですが、超怪しい映画です。

まず、マリオとルイージはNYのブルックリンにある発掘現場に出来た
時空の裂け目から異次元に迷い込みます。
NYはアメリカを象徴する場所ですよね?
また、「発掘現場」というのは、爬虫類人は発掘で出て来るような
大昔からいるんだよ・・・という暗示です。

さて、マリオたちが迷いこんだところは
「爬虫類が人間のように生きている世界」でした。
そこは今、地球に同時に存在している、社会でした。
映画では「地下」で表現されてましたが、
地下とは「裏」「あの世」=異次元という意味だと思います。

そこでは爬虫類が繁栄してて、暗い社会を作っていました。
でも、それって実は「この世界」のことでしょうね。
爬虫類人は爬虫類人の姿をしたタイプと、人間型の二種類がいます。
ここらへんはデービッド・アイクの本にあります。

また、地下には遠い昔に落ちてきたらしい巨大な隕石があり
そこにデイジー(日本のゲームではピーチ姫)が
赤ちゃんの頃母親から受け継いだ
隕石のペンダントを嵌め込むと「裏の社会が表になる」のです。
デイジーは爬虫類人。
裏が表になるにはあとほんの少しの変化が必要という暗示だと思います。
また、これはこの問題の起源は宇宙にある・・・ということも示しています。
(※シュメール神話他)
最終的にはこれは失敗するので、裏が表にはならずにすみましたが。

表向きは子供向けなのに、あちこちに”真実”を仄めかしているんです。
さて、驚いたのは映画に出て来るもろ、爬虫類のタイプ。
これとそっくりの絵がアイクの本「大いなる秘密」に出ていました。
緑色の爬虫類で顔が絵と同じ。

”きのこ”がマリオ達を助けてくれる。
きのこは「真実」を知っているから・・・みたいな描き方でした。
これは南米で人類学者が「幻覚きのこ」を食べて異次元体験した
実話を思い出させます。

クッパ大王の城(ビル)にある時間をさかのぼる機械を使うと、
爬虫類人は昔の姿になります。
爬虫類になるのです。
この機械を「表」の世界=私達の世界に持って来て、悪い人間に照射したら、
「猿」になりました。
これは「地球には爬虫類出自と類人猿出自の人間がいる」ってことです。
お互いに存在を知らず「裏」と「表」に住み分けています。

最後にクッパ大王がこの機械を照射されて、爬虫類の正体を現して死んでしまいます。
続編がありそうな終わり方だったけど、作られていません。
これは「作ろうと予定してたが人気がないので止めた」ように見えるけど、
違うでしょうね。
「この物語は終わってないんだよ」って、メッセージでしょう。
表面は何でもない喜劇ですが、細かいところにもメッセージが沢山込められています。

子供向けの映画にこれだけの仕掛けをするハリウッドって偉大ですね。

<ラスト・サムライ>(2005年8月7日)


トム・クルーズ主演のハリウッド映画ですが舞台が明治初期の日本です。
今、何故サムライなんでしょうね?

友人のN氏は前世が何度もサムライだそうで、
この映画を見て「魂が震えた」そうです。
前世がらみのことって頭ではなく身体が覚えているので
鳥肌が立ったり、魂が震えたり・・・
大変ですわ。

私はこの映画で一番面白かったのは忍者が出る場面だったんです。
(密かに前世は忍者だと思ってるんですよ)

さて、この映画だけではなくて、去年〜今年にかけて
やたらと「刀・剣」が出る映画が作られましたね。
それがここへ来てどうも、あの世の事情を先取りしていたようなんですよ。
日本武尊が最近降臨したそうです。
師匠がそれを「わかった」そうです。
この神は「剣の神」でして、「邪魔者は全て消す」らしいです。

その前触れをハリウッドはやっていたのでしょうか?

この世の人間はあの世から影響を受けたり、動いたりしているそうです。
つまり、それが「神の入れ物」という意味です。
(※獣の入れ物というのもありますが
  これは悪霊・低級霊が懸かっているんでしょう)
今、神の力が一番働いているのはハリウッドかもしれません。
そして、次元が高い「魔」の世界からもハリウッドは影響を受けていますね。
(※次元が高くても別に人間性が高いわけではありません。
   ただ、次元が高いからそれより下の次元に影響を与えることが出来るだけです。
   なので悪霊だって、人間界に影響を与えられます)

「神の入れ物となりてくだされよ」とは日月の神の言葉。
何でも、純粋な動機で一生懸命良いモノを作ろうとしている人には神が懸かるのです。
あなたにもね。

さて、ラスト・サムライです。
渡辺謙がトムを喰ってたって評判ですが、本当ですね。
謙さんはユル・ブリンナーに似てて素晴らしいいい男でした。
それ以上に良かったのが音楽です。
ハリウッドには監督もカメラマンも音楽も、一流人が揃っているんですね。
感動します。

今、思ったんだけど、感動するところに神がいるんですよ。
頭の先だけの楽しみ・笑い・小手先には神はいません、断言します。
最近、師匠の情報誌を読むと鳥肌が立つ・・・と評判です。
これはここ一年前くらいからそうなりましたね。
不思議です。

<戦場のピアニスト>(2005年8月1日)


これは名作です。
私だってたまには名作を見るんです。
第二次世界大戦中のポ−ランドに住むユダヤ人ピアニストの
実話で主演はエイドリアン・ブロディ。
彼は芸達者ですね。
凄い演技力です。

この映画はピアニストの視点で見た、
ドイツ軍のポーランド占領を描いています。
ドイツ軍の様子も全て、主人公の目から見た視点で作られていて、
それがなんとも現実味を出してます。

そして、この映画のテーマは何かな?と、考えたら・・・
テーマは人により様々に感じ取れると思うけど
私にとっては
「困難な状況で、人はその正体(本性)を表す」ということでした。

国の力、軍の力をバックに暴虐の限りを尽くすドイツ兵。
金のために同胞を裏切るポーランド人。
自分の危険を顧みずユダヤ人を助けるポ−ランド人。
ユダヤ人の才能を惜しみ、助けるドイツ将校。
正義のために戦うポーランド人。
ユダヤ人を突き出すことが正義と思っている、「普通の」ポーランド人。

これらは実は、今の世界でも言えることですね。
「あなたはこの状況でどうしますか?」という、問題集のような映画でした。

何といっても主演が巧いので感動します。
アメリカ映画は淡々と描くので却って感動しますね。

好き好きはあると思いますが、邦画の(これでもか)という情緒は辟易します。
邦画は嫌い、却って(ああ、そうかい)と思って感動できません。

これは師匠のお勧め映画でした。

<宇宙戦争>(2005年7月21日)


これは上映中なので、もう見ちゃった人だけ読んでください
→ここをクリック!

それと、この映画を見た人の感想として
「SFXは凄かったけど、あんな結末だとは・・・」
と呆れた、という意見があったけど、
あれは大昔の映画に忠実に作ったんだから
仕方ないんです。

元の映画とは結末を変えた方が
良かったのかもしれないけれど。
そこらへんはどう考えたんでしょうね?

ハリウッドはもう、映画のネタがないそうです。
それで、日本の映画を作り直したりしているそうです。
映画作りは巧いのに、ネタがないとは・・・。

<パラサイト>(2005年7月20日)


ロード・オブ・ザ・リングのホビット役、イライジャ・ウッド主演の学園ホラー。
アメリカの高校に異星人が侵入し、次々と地球人に乗り移るという話。
この異星人は水が大好き。
故郷の惑星では水の中で生きていたようなんです。
師、いわく
「その異星人の故郷、水の惑星とは地球のことです。」

ぶっ飛んだ。
そうやってそれとなく何となく仄めかしているのかぁ、ハリウッドは。

<フロム・ヘル>(2005年7月19日)


19世紀にロンドンで起きた連続殺人事件
「切り裂きジャック」を題材にした映画。

史実では切り裂きジャックの正体は不明ですが
犯人は王族ではないか?と、いう噂が当時からありました。
事件は迷宮入りになりましたが、それを元にして作られています。

この映画のビデオを一昨日、近所の女子高生P子(半ば登校拒否中)
が持って来ました。
自分の家で見ていても面白くないので
「おばちゃん、ビデオ借りたから一緒に見よう。」と、やって来たのでした。

三連休なので、家にいるとうんざりする、
ママと一緒にビデオを見ても楽しくない・・・そうで。
ママは最初から最後までつまらないコメントしているし、
感性がズレていると言うのです。
例えば「ショコラ」という映画を見た際は最初から最後まで
「こんなオバサンでも恋愛できるのね。」と、
言い続けていたそうでP子は腹が立ったそうです。
こんなオバサン・・・主演の女優を、こんなオバサン呼ばわりしてますが
この女優はとても素敵な人です。
「ショコラ」は素敵に仕上がった映画なのでお勧め。


「フロム・ヘル」は実に面白い映画です。
主演はジョニー・デップ。
P子は彼の作品は殆ど見ているので
「P子ちゃん、ジョニー・デップ好きなんじゃないの?へっへへ!」と言ったら
「え===!そっかなぁ。好きかなぁ、やっぱり。照れるよ、おばちゃん。」ですと。
P子はジョニーの映画は殆ど見てるし「美形だ美形だ」と、
騒いでいるので好きなんでしょうね。

(※ちなみに私も知らないうちにラッセル・クロウの作品は全部見ているので、
  好きなんだと思います。
  俳優が好きか嫌いかというのはあまり意識できないところがあります。
  どういうことかというと、役柄で好きだと錯覚している場合があるし、
  好きと言っても俳優として好き・・・レベルってのもあります。
  これと「人間として」「異性として」好きというのとは違いますね。
  私は最近どうも自分はラッセル・クロウが俳優としてではなく、
  役柄とも関係なく好きなんだぁ・・・
  と、わかり驚きました。
  この年になってもそういうことってあるんですね!)
(※照)


さて、そんなことはどうでもよろしい。
この「フロム・ヘル」は作品中あちこちに「サイン」が
散りばめられています。
フリー・メイソンのことを最初は仄めかしていて、
後の方でハッキリと出しているのです。
師、曰く

フリーメーソン関連の映画は、
メーソンの自作自演です。

 メーソンを謎めかしたり、秘密結社を
強調したり、不気味な儀式を扱ったりと。
また、ナショナルトレジャーみたいに、
「フリーメーソンはこんなにステキ♪」という
宣伝映画もたくさんあります。
 
こういう映画の暗号については、
書籍『石の扉』が詳しいです。
 
 
「石の扉」……岩戸のことですよね。

「フロム・ヘル」も、最初は小出しに、次第にどんどん「サイン」を出していて、
謎解きが楽しい。
ただ、猟奇的犯罪を扱っているので、私は自分では借りなかったビデオです。
P子が持って来なかったら見なかったと思うので、P子に感謝!

さて、映画の中にはわかりやすい(バレバレの)サインが沢山ありましたが、
ひとつわからないサインがありました。
それは「ぶどう」です。
師匠に訊いたところ、
「フロム・ヘル」見ましたよ。
ジョニーデップですよね。
ぶどうに意味ありましたっけ?
ただ当時としては最高級フルーツのため、
買収工作に使われるほどの果物だったとしか
認識してませんでした。
という返事。
師匠はなんとも思わなかったみたいですが、
あれにはきっと意味があります。
でも、私にはぶどうには何らかの意味があることはわかるけど、
それが何を意味しているのかわからないのです。
何度も見ないとわからないのかな。
一度では無理かな。

ぶどうの意味がわかった方は私に教えてください。
また、映画の中で主人公が何故わかるんだ?と、同僚の刑事に訊かれて
「INTUITION」と答えたのが印象に残りました。
物的証拠も重要です。
でも、それを元に事件を解決するにはINTUITION(直観)が必要ってことでした。

icon<ハリポタ>(2005年7月15日)

まず、今日の記事から

ローマ法王、「ハリー・ポッター」に批判的見解

 [ベルリン 13日 ロイター] 
 ローマ法王べネディクト16世が「ハリー・ポッター」シリーズについて批判的見解を
持っていることが13日、分かった。
 同シリーズを批判した本、「Harry Potter− Good or Evil」を書いたドイツ人著者が
、当時枢機卿だったベネディクト16世から2003年に
 受け取った2通の手紙の抜粋を自身のウェブサイトで公開した。
 法王はドイツ人著者に宛てた手紙の中で、「ハリー・ポッターについて人々を
啓発することは良い行いだ。同作品は、
 気づかぬうちに作用する巧妙な誘惑であり、それ故に、魂に宿るキリスト教精神が
正しく育まれる前に大いに歪められてしまう」と述べている。
 バチカン当局とドイツ人著者のコメントは得られていない。(ロイター) -
7月14日19時27分更新




本も映画も「ハリー・ポッター」は人気がありますね。
師、曰く
「ハリー・ポッターを、魔法のことを描いた映画だと、
みんな思っていますが違います。
ハリー・ポッターは『映画自体に魔法がかけられている』のです。」

そして
「映画に出て来る魔法学校、あれ、実際にあるんです。」
どこからそのような情報を得たのでしょう?

ハリウッド映画は全てではありませんが、
「作られた裏の意味」があり
「映画の中に、意味やサインを盛り込んで(隠して)いるのです。」

サインを探すのは難しいですね。

ハリポタについてもっと語りたいのですが、
シリーズ全部見ましたがうちにビデオがないので
細かい部分を忘れてしまいました。
一作づつ、解説できるといいんだけど今は出来ません。
申し訳ない。

それにしてもローマ法王ベネデイクト16世が、
2年前に「ハリポタ」の”危険性”を指摘していたとは。。。
炯眼というか、何というか。
私はキリスト教徒ではないので、
ハリポタを宗教的見地から危険とは思いませんし、
師匠も”危険”と言ってるわけではありません。
魔法がかかっている・・・と、言ってるだけですので。

<ハウルの動く城>(2005年7月9日)



あっ そうそう

「ハウルの動く城」についてHPに書いてありましたけれど
宮崎さんは奇をてらった作品なんか作りませんよ。

私もこの作品は売れないだろうなと思っていましたけれど…
ちゃんと深い意味がこめられています。

 

『ハウルの動く城』が示した事柄は…
今の私が頭ではなく心で理解しなければいけない事柄です。

それは同時に日本が産んでしまった不幸な世代
(引きこもり ニートなどなど)に対する一つのメッセージでもあります。

「千と千尋の神隠し」とは対照的なメッセージ…

これは「社会に陽のぬくもりを感じられない者たち」に向けられたメッセージなんです。

(それだけではないですけれどね… 芸術というものはそれぞれの立場で感じるものですから)

 

ハウルの動く城のおおまかなあらすじはこうです

(意図的にハウルの側から見た書き方をします 映画ではソフィー視点でしたからね〜)

 

主人公ハウルは才能があり能力を認められてもいるが、

社会にかかわらず奇妙な城を築きあげ、隠者のような…無為な毎日を過ごしている。

その一方で悪魔と契約をかわし影から戦争を邪魔してもいる。

外からは能力と美貌をかね備えた完璧な青年に見える彼だが

本当は表面的な美しさを整えることで何もない自分の内奥を支えているだけの…

世界の中でどのように生きていけば良いのか分からずにいる青年…

 

そんな彼は、ある時魔法にかけられ…おばあさんの姿にされてしまった少女ソフィーと出会う。

ソフィーもまた自らの人生に目的を見出せず…毎日を決められた通りに過ごしているだけの少女だった。

しかし、彼女はハウルの城に転がり込んだ事で自分のやるべきことがある自分の居場所を見出し、

それまでの生活とは異なる充実感を感じるようになっていく

 

ハウルにとって、最初はどこからともなく転がり込んできた
単なる居候のお手伝いさんにすぎなかった…彼女

でも一緒に過ごしていく中で少しずつ心が動いて…

あるとき自分の弱さを見られ…受け入れられ…包まれ…
癒された事をきっかけに
かけがえのない人に変わっていく…

ソフィーもまた単なる憧れではなく…その弱さも認めた中でハウルを愛するようになっていく

 

戦争が起こり危険が及ぶ中で…その想いをより強く意識するようになった二人は、

そこに生きるということの意味と喜びがあることを感じるようになっていく。

 

『逃げる? 何故? やっと守るべきものを見つけられたのに。 
僕はずっと逃げてきた… でも、もう逃げる必要はないんだ。』

『ハウル 待ってて 私必ずあなたを見つけるから… まってて』

 

大切なものを見出し、一緒に生きていこうと歩みだした事で
彼を守り社会から隔離していた歪な城は崩れ去り、

前を向いて歩き出す若々しい心を取り戻したことで、
ソフィーにかけられていた老いの呪いもその力を失った。

 

 

 

以上が「ハウルの動く城」の大まかなあらすじ(意味)です。

この作品に込めた宮崎さんのメッセージは

生きる目的も意味も喜びも感じられず無為に過ごすもの…

社会にかかわる意味を感じず、その醜さに憤るだけのもの…

からっぽな心を支えるために外面を飾り立てるもの…

そういう心の虚無に苦しむ多くの人々に向けて『愛するもの… 
守りたいもの…をしっかりと心に抱いてみなさい

そうすれば心の闇は取り払われ、生きるということに前向きになれる

生きるということは、大切なのは、ただそれだけなんだよ』ということなんです。

これはドストエフスキーが「罪と罰」において辿り着いた想いでもありますね。

 

だから、if  さんみたいに「そんなの当然じゃん 
いまさら何を言ってるの アホかい」というタイプの人間や

これまた if さんみたいに「興味のあることがたくさんある人間」には響かないんですよ〜

だからこそ私は惹かれるんですけれどね(笑

                                                              (F)


と、言う意見が前世の部下から来ました。
「時事問題」の「ハウル※で惨敗」という、
私の意見を読んでの反論です。

私がミヤザキ氏をあざといと言ったのは例えば「ソフィーの声」を倍賞千恵子にさせたこと。
女優を使う意味は?
ソフィーの若い頃は若い声優にさせるべき・・・とっても声が不自然でしたね。
ハウルの声はキムタクだし・・・何で?
こういうところをあざとい、と思うのです。

話しの筋は・・・私にとっては論外でした。
(どーでもいいってこと)(論ずる意味もない)ってこと。

と、いう私の態度が目に余り、”部下”が”上官”に意見を・・・(ええ根性しとるのぉ)
内容がなかなか良いと思うので、紹介しました。
私のように、興味のあることが沢山あって、時間がいくらあっても足りなくて、ある程度の知恵があって、
「ミヤザキの爺い」なんて言ってるおばさんには無用のアニメだったようです。
個人的には「かかし」が好きですけどね♪

この”部下”は”上官”に意見をするほど勇気があるので、そのうち突撃命令を出してやろう。