「廃校におもちゃ１万点…美術館に変身　東京・四谷」の記事詳細：イザ！

廃校におもちゃ１万点…美術館に変身　東京・四谷

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02/17 10:03更新

　東京都新宿区で昨年、廃校となった区立小学校が４月、世界のおもちゃ１万点を集めた「東京おもちゃ美術館」としてリニューアルオープンする。子供も大人も遊べる体験型の施設で、運営するＮＰＯ法人も地元住民も「おもちゃを通じ、街のにぎわいを取り戻したい」と張り切る。

　昨年春、少子化による児童数の減少で、旧四谷第四小学校が閉校になった。約１００年の歴史をもち、戦災も免れ、地元に愛された学校だった。

　住民らは廃校校舎の利用を話し合うなかで、世界のおもちゃ１２万点を所蔵し、中野区でおもちゃ美術館を開いているＮＰＯ法人「日本グッド・トイ委員会」に注目。双方が合意し、美術館を校舎に移転することになった。

　１１教室を利用し、おもちゃを手にとって遊べるほか、手作り体験工房を作る。木の玉２万個を入れたプールでは、自由に身体を投げ出せる。モンゴルの羊のくるぶしの骨を使ったお手玉など同委員会理事長、多田千尋さん（４６）らが収集した約５０カ国のおもちゃもそろう。

　館内ではボランティアが遊び方を指導。使い古したおもちゃを団塊世代の元エンジニアらが修理するコーナーもある。

　多田さんは「おもちゃは世代を超えて楽しめる。多くの人に世界中のおもちゃと友達になってもらいたい」。同委員会は開館を前に校舎の改装に充てる基金への寄付を募っている。問い合わせは同委員会（電）０３・３３８７・１７７７。

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