大津放送局

2008年2月18日 19時1分更新

大津市民病院医療訴訟で和解

5年前、大津市民病院で心臓の手術を受けた、お年寄りの女性が3日後に死亡し、遺族が医療ミスが原因だとして、市を相手取って、およそ5200万円の損害賠償を求める訴えを起こしていましたが、市側が解決金200万円を支払うことで和解することになりました。平成15年5月、大津市民病院で、市内に住む、当時78歳の女性が狭心症の手術を受けましたが、手術中に血管が破れ3日後に死亡しました。遺族は医療ミスが原因だとして市を相手に、およそ
5200万円の損害賠償を求める訴えを大阪地方裁判所に起こしましたが、病院の対応に問題はないとされたため遺族側が控訴していました。しかし去年12月に大阪高等裁判所が「病院も患者や家族への説明に工夫すべき点があった。家族は、病院に対し法的責任ではなくても一定の責任を認めることを望んでいる」として和解を勧告した結果、大津市が200万円の解決金を支払うことで和解が成立することになりました。
大津市は、今月25日から始まる定例市議会に和解金の支払いについての議案を提案します。