2008年 2月 18日
美作市議会議員、職務強要容疑で逮捕
市議会議員の男が職務強要の疑いで逮捕されました。美作市発注の公共工事を巡り、副市長を脅したなどとして、62歳の市議が18日逮捕されました。職務強要の疑いで逮捕されたのは美作市議会議員の岩江正行容疑者(62)です。警察の調べによりますと、岩江容疑者は、去年11月14日の朝、市役所に電話をかけ、副市長に対して、市が発注した公共工事の工期が遅れたことについての指名業者に対する処分が不十分だとして、「本当なら指名取り消しだ」などと脅した疑いです。さらに、岩江容疑者は知人が水道料金を滞納し、水を止められたことに腹を立て、担当職員を懲戒処分にするように脅した疑いも持たれています。警察の調べに対し岩江容疑者は「電話はしたが脅してはいない」と容疑を一部否認していると言うことです。

冷凍サバから農薬を検出
さぬき市にある魚介類の加工販売業者が販売した中国製の冷凍サバから有機リン系の殺虫剤、ジクロルボスなど2種類の農薬が検出されたことが分かりました。ジクロルボスなどが検出されたのはさぬき市の香西物産が販売した中国製冷凍サバの切り身、「炙りトロしめ鯖スライス」です。この冷凍サバは中国・山東省の2つの加工工場で去年6月5日に製造されたものでその後、神戸市の業者、神港魚類が輸入しました。今月8日、香西物産が取引先の依頼を受け、サンプルの2パックを検査機関で調べた所、切り身そのものからジクロルボスなど2種類の農薬が基準値の14倍にあたる0.14ppm検出されたということです。これまでに健康被害の報告は無いと言うことです。問題の冷凍サバは全国約50の外食産業の業者に納入されていて香西物産では同じ中国の工場で加工された19種類の商品について自主回収を行うとともに本来、魚から検出されるはずがない、農薬がなぜ、混入したのか原因を調査することにしています。

真庭市の駐車場で変死体
18日朝、真庭市の銀行の駐車場で男性の変死体が見つかりました。警察では事件と事故の両面で調べています。午前7時半ごろ真庭市久世の銀行の駐車場で男性が頭から血を流して倒れているのを近くの病院の看護師が発見し、110番通報しました。男性は上は薄手のセーター、下は下着1枚の姿で、すでに死亡していました。現場に落ちていた免許証などから男性は、市内に住む会社員影山輝男さん(47)とわかりました。現場には、影山さんの軽乗用車が駐車されていて、上着や財布などが散乱していました。警察では、死因を調べるとともに事件と事故の両面で捜査しています。

瀬戸大橋料金2日間限定で半額に
瀬戸大橋の開通20周年を記念して今年4月瀬戸中央自動車道の通行料金が2日間限定で割引される事になりました。香川県の真鍋知事が会見で明らかにしたものです。割り引きは今年4月5日と6日の2日間で、瀬戸中央自動車道の全区間にわたってETCを搭載した普通車、軽自動車に限り半額になります。これで、早島と坂出インターチェンジ間では普通車の通常料金4100円が2050円に割り引かれます。瀬戸大橋の通行料金が全区間で半額となるのは架橋以来20年ぶりと言うことです。香川県では今年の架橋20周年にあわせ栗林公園の入園料を割り引くなどして観光振興に結びつけることにしています。

列車の運転士に暴行、銀行員を逮捕
井原鉄道の運転士に、殴るなどの暴行を加えたとして銀行員の男が、17日夜、傷害の疑いで、警察に逮捕されました。逮捕されたのは、広島県福山市の銀行員、守屋雅司容疑者(27)です。警察の調べによりますと、守屋容疑者は、17日午後7時20分ごろ、井原市七日市町にある井原鉄道・井原駅ホームで、運転士の26歳の男性から乗車券の提示などを求められたことに腹を立て、運転士の男性に、顔を殴るなどの暴行を加えた疑いです。運転士の男性は、軽傷を負いました。警察によりますと、守屋容疑者は、乗っていた電車が、目的地に着く前に、途中の井原駅が終点となった為、運転士と口論になったということです。また、守屋容疑者は、「殴ったり蹴ったりはしていない」と容疑を否認しているということです。

所得税の確定申告始まる
2007年分の所得税の確定申告の受け付けが18日から、全国の税務署で始まりました。このうち、岡山市内の2つの税務署では岡山駅前のママカリフォーラムに特設会場を設けていて、朝早くから多くの市民が確定申告に訪れました。今回は定率減税の廃止や所得税の税率変更などがあった関係で、書類の記入方法が一部変わっていて、税務署では注意を呼びかけています。18日はちくわ笛名人の住宅正人さんも会場を訪れ、インターネットで申告が出来るeーTAXを使って確定申告を行いました。確定申告の受付は来月17日まで行われます。

友好交流協定協議、韓国へ訪問団出発
江戸時代朝鮮から日本を訪れ、岡山県にも立ち寄ったとされる朝鮮通信使ゆかりの地、韓国の慶尚南道との交流を深めようと、岡山県の訪問団が18日朝、出発しました。訪問団は岡山県の島津義昭副知事を団長とする8人です。慶尚南道は韓国南東部にあり、江戸時代に国書の受け渡しなどを行うために来日し、瀬戸内市牛窓町にも立ち寄った朝鮮通信使のゆかりの地として知られています。今回の訪問は2泊3日の日程で、道知事との会談などが予定されています。岡山県では来年度中にも友好交流協定を結びたいとしています。

岡山スポーツ賞表彰式
スポーツの全国大会などで活躍したアマチュア選手や団体に贈られる岡山スポーツ賞の表彰式が18日岡山市で行われました。岡山スポーツ賞は、OHKなど県内のテレビ局や新聞社などが加盟している岡山スポーツ記者クラブが毎年、贈っているものです。今年は去年3月の全国高校選抜、8月のインターハイで岡山県勢初の優勝を果たした新見高校男子ソフトボール部など2つの団体と5人が受賞しました。受賞者を代表して岡山県高校駅伝男子でチームを30連覇に導いた倉敷高校陸上部の勝又雅弘監督が「支援してくださる方のお陰で30連覇を達成できました。これからも身を引き締めてがんばります」と抱負を語っていました。

小学校の遊具焼く不審火、失火で男を逮捕
17日、高松市の小学校の遊具が燃えた不審火で火を消さずに逃げていた男が18日、失火の疑いで警察に逮捕されました。逮捕されたのは住所不定、無職の船場定一容疑者(74)です。警察によりますと船場容疑者は17日、午前4時半ごろ高松市立牟礼南小学校でアスレチック遊具の中で木くずを燃やして暖をとっていましたが火を消さずそのままにして逃げた疑いです。この火事で木製の遊具や遊具内に保管していた飛び箱などを焼きました。警察が不審火の疑いで捜査していたところ10`ほど離れた別の公園に不審な男がいると警察に通報があり、職務質問したところ容疑を認めたため逮捕しました。警察の取り調べに対し船場容疑者は「寒さしのぎに暖を取っていたが居眠りをして消せなくなった」と供述していると言うことです。

美作市で3棟を焼く火事、1人ケガ
17日夜、美作市で、住宅や飲食店など、合わせて3棟を全半焼する火事があり、1人がケガをしました。17日、午後11時すぎ、美作市川北の片山明さん(77)の住宅から火が出ているのを近所の人が見つけ、119番通報しました。消防で消火にあたった結果、火は約1時間50分後に消し止められましたが、木造瓦ぶき2階建ての片山さんの住宅・約150平方bを全焼した他、西隣の飲食店の3階部分と、東隣の住宅の窓ガラスなどを焼きました。この火事で、出火した家に住む片山さんが、火を消そうとした際に、両足や右手などにやけどを負い病院で手当てを受けました。