憲法を歩く 施行60年
第4部は「貧困と労働」の現場ルポ
【社会】無線は操縦士訓練生が担当 許可なく滑走開始の日航機2008年2月18日 23時43分 新千歳空港の滑走路で羽田行きの日航ジャンボ機が管制官の離陸許可を受けないまま滑走を始めたトラブルで、ジャンボ機の副操縦士の訓練を受けていた訓練生が副操縦席に座り、無線交信を担当していたことが18日、関係者の話で分かった。 機長は左側の機長席に、副操縦士は後ろの補助席に座っていた。管制官の「すぐに離陸できる見通しだ」との英語の指示に対し、「ラジャー(了解)」と応答したのも訓練生という。 管制官の指示を復唱していれば、トラブルは防げた可能性が高く、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は、訓練生に機長らがどう対応したかを調べている。 滑走を始めたのは、機長らが管制官の指示を「すぐ離陸せよ」と勘違いしたとみられている。 日航などによると、訓練生は、操縦に必要な国家資格は既に取得しており、副操縦士の社内資格を取るための訓練中。訓練生が操縦席に着席することは、教官資格の機長が同乗するなど一定の条件の下で認められている。 (共同)
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