地球温暖化防止の隠れた悪者、「笑気ガス」

新華社ロンドン(イギリス):「人類は亜酸化窒素(笑気ガス)を減らす有効な手立てを見つけなければいけない。笑気ガスは化学肥料の使用により放出される温室効果ガスだ」と、英国の研究者は警鐘を鳴らしている。
英イースト・アングリア大学のニック・ワトモー氏は語る。「亜酸化窒素の排出をバランスを取って抑制し、飢餓と地球温暖化という相反する問題を、どちらとも解決していかなければならない。研究者は食糧の生産者および食糧政策を決定している人間との連携を行い、亜酸化窒素の排出を削減しつつ、食糧生産を減少させない道を見つけ出さねばならない」。
同大学はこのほど研究チームを発足させ、温室効果ガスの排出制限について研究を進めていく計画だ。この研究チーム「亜酸化窒素フォーカスグループ」には、マークス・アンド・スペンサーやユニリーバなどの企業も参加する。
亜酸化窒素は耕地から排出され、排出量は人間の生活によって排出される温室効果ガスのうち9%を占めている。しかも発生する熱は二酸化炭素の310倍に上るという。
【翻訳編集:JCBB(O.T)/G-SEARCH】