投薬ミスで障害、病院に9800万円賠償命令 東京地裁2008年02月19日00時18分 尿検査に使う毒物のアジ化ナトリウムを過って飲まされ、重い脳障害になった女性(56)と家族が、入院先の「浦安市川市民病院」(千葉県浦安市)に約1億3000万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁(孝橋宏裁判長)は18日、約9800万円の支払いを命じる判決を言い渡した。 判決によると、女性は入院中の04年7月、内服薬と思いこんだ看護師にアジ化ナトリウムを飲まされ、薬物中毒による後遺症のため、食事や入浴などの日常生活に常に介護が必要な状態となった。孝橋裁判長は将来の家族の付き添い看護費用約3600万円のほか、後遺症に対する慰謝料約3600万円などを女性らの損害として認めた。病院側は女性らの損害額について争っていた。 病院側は「判決が届いていないのでコメントできない」と話している。 PR情報この記事の関連情報社会
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