文部科学省は小学5、6年生向けの英語教材を作製、2009年春までに全国の小学校に配布する。11年度に完全実施される次期学習指導要領で高学年に英語活動が導入されるのをにらみ、先行して教材を開発。多くの小学校が「総合的な学習の時間」などで取り入れている英語活動で使うことも想定し、ばらつきがある授業内容を統一する狙いもある。
教材は教科書会社が作る「検定教科書」ではなく、文科省が独自に開発する。次期学習指導要領で盛り込まれる小学校英語の指導内容に沿った内容となり、使用は強制ではないものの、この教材をもとに授業を進めることを想定している。(07:00)