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コソボ:独立宣言に抗議 セルビアでデモ 一部暴徒化も

 【プリシュティナ小谷守彦】セルビアの首都ベオグラードでは17日、コソボの独立宣言に抗議するデモが起こり、約2000人が参加した。一部の若者が暴徒化し、米大使館周辺などでは大使館の建物や店舗に向けた投石や自動車が破壊されるなどの騒ぎとなった。

 デモ隊はコソボ独立を支持する米大使館や欧州連合(EU)議長国のスロベニア大使館周辺に集結。「コソボはセルビアの一部」「独立は認めない」などと叫び、出動した機動隊と衝突した。AFP通信は地元ラジオ局の報道として、少なくとも50人がけがをしたと伝えた。

 一方、コソボ北部ミトロビツァの国連暫定統治機構(UNMIK)の施設内で手りゅう弾1個が爆発した。けが人はなかった。独立宣言への反発とみられる。ミトロビツァは、アルバニア系とセルビア系の双方の住民が暮らす。

 UNMIKはコソボに駐留する欧州各国の警察官をプリシュティナに集中配備。NATO(北大西洋条約機構)派遣軍もコソボ北部を中心に厳重な警戒態勢を敷いている。

毎日新聞 2008年2月18日 10時30分 (最終更新時間 2月18日 14時19分)

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