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【社会】

元東京女子医大医師を逮捕 女性に注射、強姦致傷容疑

2008年2月18日 20時32分

 警視庁牛込署は18日までに、暴行しようと仮眠中の女性看護師に注射針を刺し、けがを負わせたとして、強姦致傷と傷害の疑いで東京女子医大病院(東京都新宿区、永井厚志院長)の心臓血管外科医だった山崎暁容疑者(35)を逮捕した。

 看護師は顔の打撲など軽傷。山崎容疑者は調べに「よく覚えていない」と容疑を否認しているという。同大は昨年12月下旬、山崎容疑者を懲戒解雇処分とした。

 調べなどによると、山崎容疑者は昨年12月12日午前2時ごろ、同病院の会議室で、仮眠中の20代の女性看護師の尻に、暴行目的で薬剤の入った注射器の針を刺した。看護師の手首や肩を押さえつけたが抵抗され、逃亡する際に看護師の顔を殴るなどした疑い。

 看護師の大声に気付いた同僚が山崎容疑者を取り押さえたという。看護師は12月下旬に同署に相談し、今年1月下旬に被害届を出していた。

 永井院長は「社会的に許されず、極めて遺憾。事件は職場内での個人的なもので、規定に基づき懲戒解雇とした」とコメントを発表した。

(共同)
 

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