2008.02.04
大友康平裁判(3) 税金の申告漏れで追徴課税…桂子夫人は税金の支払 で借金を申し出たが
大友康平の妻である桂子夫人は、福田信マザー・エンタープライズ前社長に、借金の申し入れをした。一体、なぜ借金を申し込まなければならなかったのか? それは税金の申告漏れに対する追徴課税だったと言われている。【ヘッドロック】の調べによると、何だかんだと1000〜2000万円程度は必要だったようだ。税に詳しい関係者が言う。
「おそらく、桂子夫人は銀行からの借金も考えたはず。しかし、銀行は追徴課税の支払いに金は貸しません。そういった事情もあって福田さんのところに行ったのでしょう」。
しかし、福田氏からは色よい返事を貰えなかった。で、逆恨みをしたのかもしれませんね」。
福田氏から借金を断られた桂子夫人は、大友をマザーから独立させることを考え、メンバーに同意を求めようとしたが、身勝手な行動は、すぐに見破られたというわけか。
しかし、ちょっと待て。大友桂子は、昨年12月の証人尋問で独立を決めた理由について問われた時
「大友の権利を広告制作会社のプロシードに勝手に譲渡した」
「大友にはマネジャーをつけず、ケアがなかった」
と言っていた。証人尋問で言っていることと、メンバーに言っていることが全く違う。
大友康平にしても証人尋問で
「福田さんからHOUND DOGをお荷物呼ばわりされたことが悔しく、怒りを感じた」と言えば「25年間、マザーに貢献してきたんだから、50歳を機に1人でやってみたかった」。かと思ったら、その一方で「HOUND DOGはマザーが従来通り面倒を見てほしい」なんて、言っていることが矛盾だらけ。桂子夫人と念入りな打ち合わせしたんだろうが、本番ではうまくいかなかった?
結局、独立の本当の理由は? 桂子夫人と大友で共通していたのは
「大友康平がソロ活動で売上げた収入は全て大友の個人会社に入れる」
ということだった。原告側の弁護士から
「大友さんのソロ活動も、結果的にはHOUND DOGの上に立っているんじゃないですか? HOUND DOGのことを考えていたら、ソロ活動の収入は全て自分のものとは言えないんじゃないですか?」
と問われ
「意味がわかりません」。
だった。前回の証人尋問を振り返りながら、八島の証言を聞いていると一体、何が真実なのか分からなくなってしまった。
(つづく)