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【ゆうゆうLife】保育園に入れない!(2)待機児に悩む横浜市 (2/3ページ)
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横浜市の対策はそれまで、認可外の保育施設に補助金を出すことだった。認可保育園を新設するより、安価で簡単だったからだ。
平成9年には、認可外保育施設のうち、横浜市独自の基準を満たす施設について、「横浜保育室」として認定し、補助金を出した。
横浜保育室は、3歳未満児の受け入れや、認可施設でなかなか進まない延長保育などのサービスを提供。乳児を抱えて夜遅くまで働かなければならない母親などから、一定の評価を得た。
だが、市が認定したとはいえ、保育士資格を持つ職員数などは、国の基準以下で運営されていることに変わりない。
市は今後、横浜保育室の認可施設への移行を促し、3歳を超えても継続して同じ園に通える環境作りを目指す予定だ。
「市内の保育の質全体の底上げを目指すには、やはり認可施設を増やすのが一番」と、市の保育担当者は言う。