〔話題株〕東芝<6502.T>:「HD─DVD」方式から撤退で最終調整

2008年 02月 18日 07:33 JST
 

 [東京 18日 ロイター] 東芝(6502.T: 株価, ニュース, レポート)が、新世代DVD(デジタル多用途ディスク)規格「HD─DVD」関連事業から撤退する方向で最終調整に入ったことが16日、明らかになった。米国の有力映画会社や小売り業者は、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)などが推進する別規格の「ブルーレイ・ディスク(BD)」の支持を相次いで表明。東芝は、「HD─DVD」方式のプレーヤーやレコーダーの販売継続は困難になったとの判断に傾いている。

 他方、18日付日経新聞朝刊によると、東芝は岩手県と三重県でフラッシュメモリー工場を新設するという。2008年度から一斉に着工し、2工場の総投資額は最大約1兆8000億円に達する見込み。「HD─DVD」から事実上撤退する一方で、成長事業と位置付ける半導体で2工場の一斉建設に踏み切り、事業の選択と集中を加速すると報道では伝えている。

 東芝の15日終値は前日比2円高の784円。

 

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