佐賀放送局

2008年2月18日 9時51分更新

武雄温泉駅高架し新駅舎


JR佐世保線の武雄市にある武雄温泉駅を中心とした区間が線路と道路が立体交差する高架になり新しく整備された駅舎を使った運行が17日から始まりました。

佐賀県は交通渋滞の緩和などを目的に9年前からJR佐世保線の武雄温泉駅を中心とするおよそ3キロの区間を高架にする事業を進めてきました。
17日は、この区間が高架になりそれに伴って新しく整備された武雄温泉駅を使った運行が始まったことから駅の南口で記念式典が開かれました。
式典には佐賀県やJR九州、それに武雄市などの関係者およそ200人が参加しました。
はじめに佐賀県の古川知事が「高架の完成で武雄市内の南北の行き来がスムーズになり、まちづくりも進んでいくと思う。
およそ10年後に期待される九州新幹線長崎ルートの開通によってさらに大きな効果を生むと思う」とあいさつしました。
佐賀県によりますと今回、高架になった区間はこれまでは、8つの踏切があり、慢性的に交通渋滞が起きていたということです。
また武雄温泉駅の新しい駅舎は外観がれんが造りでホームと路線ともに2階に設けられ、高齢者や障害者の人も利用しやすいようにエスカレーターやエレベーターが新たに設けられています。