キレイなブルーが印象的。
陸を駆け、水上と雪上を滑り、空を翔るポッド「Evolution Pod」です。
クレイジーで妙な飛行機が一堂に会する2007年モスクワ航空ショーで展示されたモデルですけど、ようやく7200ドルから購入可能になったようですね。チーフデザイナーAlexander Begak氏自らがテスト飛行の操縦士も務めました。
陸海空制覇の秘密はグライドするパラシュートで、ここが超ポータブルかつソフトな翼の役割りを果たしてくれます。仕様はワンシートとツーシートの2タイプで、機体には強度に優れたケブラーとチタニウムを素材に使ってますよ?
もっとすごいのが「Sirius」と「Iris」ですね。
その魅力をたっぷりお伝えする巨大ギャラリー(下)もお見逃しなく。
SCARAB航空機研究所広報担当Gregory Shevchenko氏によると、この「Sirius」と「Iris」は「まだ設計段階」で「将来的には製造されるようになるだろう」とのおはなし。なんでも連邦航空局(Federal Space Agency)、モスクワ航空大学(Moscow Aviation Institute)、あの強靭なSU-3Xシリーズはじめ戦闘機製造を手掛ける世界第3位のメーカーSukhoiと共同で作業を進めているそうですから、映画『スターウォーズ』のような夢物語じゃないってことでしょう。だといいですね。
ツーシートのEvolution DTの方はでも、「完成まであと数週間、商用製造開始の準備も万端」ということなので、副操縦士つきのポッド飛行を低予算で楽しみたい人は1万1500ドル用意しましょう。ワンシート同様ツーシートもハンドメードで「お支払いから60日以内には発送可能」(Gregoryさん)だそうです。
JESUS DIAZ(原文/訳:satomi)
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