源氏物語をスイーツ(笑)文にしてみる ケータイ小説エディション 

長いです





いつごろだっただろぅ…
たくさんのキレイな人たちが、帝と付き合っていたのに、
その中でも一番愛されまくった女の子がいた・・・

それがアタシ・・・桐壺。
普通の身分の25歳。




でも、アタシのことをムカついてたほかの女の子たちが
シカトとたりハブったりしてきた。
アタシより上の身分の人が一番ムカついてるみたいだったケド…

そんなこともあって、アタシは精神的に病んでしまったの。




だからアタシは、宮廷にいることがどんどん辛くなって、
家に帰ってしまうことがほとんどだった。
これで少しはラクになるかな?って思った。。

でも帝はそんなアタシが気がかりでたまらなかったらしい。
何度も何度もアタシに連絡をよこしてきた。
でも、それでアタシの心の傷は消えたりしなかった。
正直、重たかった。。。




重たかったけど、アタシ、そんな帝の気持ちを裏切れないよ・・・。
怖かったケド、帝のためにも宮仕えしてた。。




いっぱいエッチした。エッチしてる間だけは、誰も怖くなかった。。
2人でいられた。

しばらくして、あたしのおなかに赤ちゃんができたことがわかったの。
嬉しくて泣いた。これからは1人ぼっちじゃない。
だって私のおなかの中には、大好きなミカドの
赤ちゃんがいるんだもん・・・




第1章 「親友(絵文字)」

源氏は歩いていれば誰もが振り向くほどイケメンになっていった。
それなのにチャラくなかったし、みんなどんどん源氏にひかれはじめた。
自分が長男ってだけで<エラソウにしてる奴を尻目に、
クールな雰囲気でまわりの空気を自分のものにしていった。




そんな浮きまくっていた源氏の前にひとり、男があらわれた。
そいつは他の奴らと違って源氏をシカトしたりせず、普通に接した。
そんな態度が嬉しかったは源氏は、オールで酒を飲んで語ったりした。




そんな充実した毎日を送っていた源氏は、
ある日宮廷でひとりの女の人に出会う。

「あー、超お腹減ったしっ♪♪」
楽しそうにしながら源氏の横を通る女性。
源氏は一目見た瞬間に「チガウ・・・この女はチガウ」
と思って、一目ぼれしてしまった。




源氏の親友、頭中将は源氏が顔を真っ赤にしているのを見てニヤリと笑った。
「惚れちった?」
「ちっげえよッ」




「オイ・・・アイツの名前知ってんかよ」

源氏は宮中の色んな女性に声をかけた。

女たちは、宮廷のボス的な存在の源氏に話しかけられたことにビックリしながらも、
彼女が「クウセミ」だと言うことを源氏に教えた。

ドゲン♪
源氏は頭中将に回し蹴りをくらわした。
でも彼の心臓はドクンドクンと音をたてた。




「でもさー、アイツババァだし、たしか旦那いるよねぇー??」
ある女の声に耳を向けず、源氏はクウセミにアタックしまくった。

一方のクウセミもイケメンな源氏の魅力には本能的に逆らえず
どんどん彼のトリコになっていった。




幸せの絶頂で、源氏は幸せだった。

でも、そんな日々が続くわけはなかった…

ある日、キレたクウセミが源氏の部屋に入ってきた。

「ねぇ、アンタ嫁いるってマジなの??」




そう、源氏は嘘をついていた。

源氏は心の中で自分をボコボコにしながら、クウセミに謝った。

「クゥを騙そうとしたんじゃねーし、俺はお前しか好きじゃねーから。」

これも嘘。だって源氏は
父親の再婚相手「フジツボ」のことが好きだったから…。

3人の間でグチャグチャな心を抱いた源氏は
それ以上のことをクウセミにいえなかった。

「じゃあ、今から別れてよ。」

源氏の嫁の名はアオイ。クウセミよりはブスだった。




「……ゴメン」

源氏は何もできなくてクウセミに謝った。謝るしかなかった。

「あっそう!アタシももともとアンタなんか好きじゃなかったし!!」

バシンッッッッ

大声で怒鳴ってから、クウセミはものすごい音をたてて障子をしめた。

こうして2人は別れた。




その夜、心配してかけつけた頭中将と一晩中飲んでからも、
源氏はクウセミのことが忘れられずにいた。
いつのまにか、フジツボより好きになったことにも気付いていた。
離れるとそれだけ相手を好きになるってヤツかな?

どうにかしてヨリを戻そうと考えた結果、
夜這いをしてクウセミと話をつけようとした。




ある日の夜中、源氏はクウセミの部屋に入り
彼女の布団の中へもぐりこんだ。
クウセミは身体をビクンッッッッと震わせて、それからこきざみにふるえだした。

「びっくりしたならゴメン・・・俺・・・やっぱお前が忘れらんねえ。
もう一回、考えてくれ・・・何年でも待つから」

その瞬間、布団がガバッと投げられた。

「誰よアンタ!!!ッキャーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」




源氏はとんでもない失敗をしたのだ↓↓↓
なんと、布団の中にはクウセミの娘だったのだ…。

「ヤベッ・・・ごめん・・・」
源氏はマッハで自分の部屋に戻り、布団に入った




次の日、クウセミは更にキレた顔で源氏を呼び出した。

「アンタさぁ、何したか分かってんの??マジありえねんだけど」

源氏は黙ってしまった。


これで俺、終わったんだ・・・。



「2度と和歌送ってこないで。」

クウセミはそれだけ言って本当に源氏との別れを宣告した。




ひどく傷ついた心で源氏は日々を送った。


もう恋なんてしねぇ。

そんな思いが源氏の心を支配していった。


そんな中、源氏が食事を終えて頭中将のもとへ行く時


向かいから1人の女がやってくる。


トクンッ・・・

源氏の心は、また熱をとりもどしはじめた。




源氏はそこで立ち尽くし、やってくる女をみつめた。

そんな源氏に気付いた、ちょっと真面目系の女は

明らかに自分とは格の違う源氏と目を合わせることもできなかった。

「ネェ、君彼氏とかいるの??」

出た、源氏お得意のナンパ攻撃だ。
大抵の女はこれで源氏のものになる。




女の名前はユウガオ。

明らかに源氏とはオーラが違う、彼氏いない歴=年齢っぽい女。

まわりが見たら間違いなく「つりあわない」と思うだろう。

でも源氏はそんなユウガオを心から愛した。




ユウガオとのラブラブな生活をもっと盛り上げるべく、

2人はバカンスにある源氏の別荘へと行った。

「キレイ・・・」

外へ広がる景色ウットリしたユウガオの横顔。。。

源氏の彼女の手をひっぱり、飽きれるくらいのディープキスをした。

ペチャ・・・クチュ・・・

この時間がいつまでも続けばいいのに・・・

と思っていたら、その事件は起こってしまった




「ユゥ・・・お前は俺から逃げないよな??」

「・・・うん・・・」

幸せに浸る。




イチャイチャしまくった2日目の夜、

源氏がすやすやと眠っていると、突然枕元に怪しい気配を感じる。

起き上がってみると、そこには天女のようなキレイな女性・・・




「アンタっていつもそうだね…

私…待ってるのに…待ってるのに…」

嫌な夢だなと思い横の夕顔を見ると・・・




死んでる…




源氏はテンパって、隣に寝ているたった一人の旅の使い


「ウコン」をたたき起こした。

「ユゥが死んでる。。早くミツを呼べ!!!

オイ!ユゥ!!お前は俺から逃げないんだろ!??

目を開けろ…頼む…


死体の始末なんて…できねぇよ…」


※ミツ…源氏の兄弟。




女の言葉とユウガオの死体の前でガタガタふるえる源氏。


朝になってようやくコレミツが来ると源氏は冷静になり、


「このことは・・・ユゥの親には言うんじゃねぇぞ・・・」

コレミツはハテナな顔で「なんで?」と言った。


「皇子ともある俺がこんな女に恋してたなんて、
誰にもバレたくねぇからだ
マジでバラしたらブッ飛ばすからな。」


可哀相だったが、源氏はしかたなくユウガオを別荘から近くの山で焼いてやった。


「来世では、・・お前を本気で好きになるから・・・」




源氏は、目の前で灰になっていくユウガオの身体を見て

今度こそ好きな人を失わないようにと誓った。

俺は確かにバカな男かもしれない。

でも恋をしないなんて言えない。

恋愛体質だから。


別荘から複雑なきもちで戻ってきた源氏の前に少女が現れた。

「ママ帰ってこないの?」


「・・・ア?」




その後ろから何故か、心友の頭中将が出てきて

「・・・」

無言のままその少女を連れてどこかへ行ってしまった。


源氏はユウガオのことでひどく精神的に病み、20日も布団から出なかった。

俺はっ・・・

俺はっ・・・

もしかしたら次の女も同じ結果へ導いてしまうかもしれない・・・

俺はっ・・・

俺はぁああああああ・・・




20日も布団から出なかったことは、有名な源氏なので


すぐに宮中に広まっていった。

「ねぇっ♪知ってる??源氏、なんかすげー病んでるらしいよー!」

「え・・・?」

噂を耳にして気にかけたのは、クウセミだった。




噂を聞いたクウセミは、モヤモヤしながらも源氏に手紙を書いてみた。

『病気ってホント? 大丈夫なの?
前は源氏からの和歌に返事しなかったけど・・・
私、本当は待ってるんだ…。゚(゚ノo^゚)゚。

苦しいんだよ…』




それに喜んで返事した源氏は、

そういえば・・・と思い、あの日夜這いで間違って襲ってしまった

ノキバノオギにも手紙を送った。

「マジゴメン」

・・・それしか言えなかった




そのあと、クウセミは実家に帰り、ノキバノオギは結婚した。

旦那にあの日のことがバレたらどうしようかと一瞬考えたが、

すぐにどうでもよくなった。

源氏は、ふたたび孤独になった・・・




病気のリハビリのため、源氏は北山というところへ行った。
それまで泊まりがけで外出をしたことがなかった源氏は

ワクワクしていた。

北山に広がる桜・・・源氏は心を取られた。

「すっげ・・・絵みてぇ・・・」

「お前馬鹿じゃね?(笑)こんなんで感動してんなよ」

カチンときたが、源氏も大人になったのか、もう殴らなかった。

それなのにしつこい男が1人いた。ヨシキヨだ。
「俺んとこさーぁ、メチャクチャいい女いるんだよねー。
でもそいつマジ高くてよー!父親に「玉の輿のれなきゃ死ね」
とか言われたんだと!いつの時代だよっての!」

ムカつくその言い方に源氏は耐えて、流すことができた。




そんなこんなでリハビリから戻った源氏は、近所で散歩をしていた。

すると近くのボーズの家の前で、女たちがうろうろしている。

「なんだアレ」

と思ってみていると、1人の幼い子供がタタタと駆け寄ってきた。

「スズメが逃げたぁ!!せっかく飼ってたのにぃ・・・」

と言ってかわいく泣いている。


「やっべ、かわいい・・・」




次の瞬間、またしても源氏のカラダをスピリチュアルな感覚が走った。


「フジツボに・・・激似じゃねーか・・・」

その少女のことが気になり、スズメを追っていたボーズの女バージョンみたいな人に話を聞くと、

どうやら娘はボーズ女の孫だけど、親はいないという。


「俺、引き取るわ」


「え?」


「引き取るっつってんだよ」




そこの家の坊主とは知り合いだったので、話をすることにした。

詳しく聞くと、なんと、きっと運命にちがいない。

少女は藤壺の兄貴の娘だったのだ。

「似てるわけね・・・」

源氏はボソッと言った。

「は?なんか言った?源氏くん」


「突然で悪いけど、あいつを俺にくれ。マジ運命なんだよ、そうとしか思えねえ
結婚も考えてっからさ」


あんぐりとするボーズ

「・・・あんたねぇ、あの子10歳だよ?馬鹿言わないでほしいな」

断られた。




源氏はとりあえず引き下がったが、

彼は欲しいものは手に入れないと気のすまない性格。

なんとなく根に持ちまくりだ。




さて、久々に妻、アオイのもとへ出かけた源氏。

しかしアオイはツンとして、一言も言葉を言わない。

病気のことも聞かない。

「・・・お前さ、ナメてんのか?俺はお前の夫だぞ。かわいくねーなマジ」

怒り言葉で言ってみるがやっぱり無視。

キレて1人で布団へ向かう。

それに比べ、あの女の子は可愛かった・・・




やっぱり引き取る。俺、決めた。




「ミツ、来い」

「なんだよ」

「ボーズんちの子供を俺んとこに来させるように頼んでこい」

「えー・・・」

「殺すぞ」

「分かった」




とりあえず少女を手に入れられそうなことに安心した源氏のところへ

知らせがきた。

フジツボが病んで実家に帰ってるらしい。

チャンスだ。そう思い、早速源氏はそこへ忍び込んだ。


「・・・どうしたの?」

「久しぶりだな」

なんと、フジツボと源氏は過去に一度デキていたのだ。

あまりの懐かしさとフジツボの美しさに、もう止まれない源氏。

2人はその夜愛し合った。




これはやばい。

手を打つことだけは早い源氏。
彼のチャームポイントでもある。

そこで、源氏はその子供を帝との間の子ということにした。


そしてまたも源氏を嬉しくさせるニュースが。
ボーズ女がくたばったらしい。

源氏がフジツボとのことをうまくつくろっているあいだ、
少女は育成係的なババァに育ててもらってたらしいが、

「俺によこせ」

と詰め寄り、ゲット。




しかしシャイな子供だった。

オトナで、ボス的存在の源氏にはじめこそびびっていたけど、

雷が鳴った夜、怖がる少女を布団へ入れることに成功した源氏は、

やっと手に入れた愛する子供を抱き寄せた。

そして、愛するよろこびを感じた・・・




しかし、生きていたのか、その少女ムラサキの父親が
彼女を引き取るという。


・・・っけんな。



ざけんな。

キレた源氏は、ムラサキを自分の家を連れて帰った。

ババァもついてきた。

ムラサキの父はびっくりしたが、源氏が色んな人に口止めしたせいで

結局どうすることもできなかった。

ムラサキもジョジョに源氏に慣れ、すすんでよりそって眠るようにもなった。




「末摘花」

話はもとにもどる…

ユウガオが死んで、悲しみでいっぱいになっている源氏。

そのからっぽのハートは、新しい恋を求めていた。

そんなとき、母親が同じ妹、タユウがあるいい噂をもってきた。

「うちの実家にいる姫がね?ななな〜んとっ!
親なくしてフリーでさみしがってるらしいよ!!♪」


孤独な女というフレーズは、源氏にとってそそる言葉だった。

早速その女の家へのりこむ源氏。

でも、さすがに行動力のスゴイ源氏でも
姫は襲うことはできなかった;;

一旦冷静になり「今日はやめといてやるか」と帰ろうとすると

人がいる・・・!!?

ヤバい、俺のこんな姿を見られちゃいけない。俺は源氏だ。

ヒタ・・・ヒタ・・・

源氏の足音と心臓の音がハモる。


「みたぜ・・・」

源氏の。顔から血がひいた。


そこに立っていたのは、頭中将だった・・・




「これはアウトだなー源氏!!
お前ともあるヤツが、コソコソ女に会いにいく・・・」

なんと頭中将は、源氏のお供のフリをして
ずっと隠れていたのだ。

「・・・あっははははははははははは!!」

笑うしかなかった、笑えた。

「そこまでしてんじゃねーよ!!なりすましまでする馬鹿、
おめーぐらいしかいねーよ!!」

男の友情はあつかった。
2人はそのまま酒を飲むことにした。





その後、なんか頭中将の様子がおかしい。

どうせあの姫に興味でも持ったんだろ、まったく。

負ける気はしない。

俺は何度も和歌を送った。送った。

けど返事がない。どうやら頭中将のところにもきていないみたいだ。

キレた俺は、直接姫のところへのりこみ、入り口のババァにこう叫んだ。

「ゴチャゴチャやってねーで姫のとこ案内しろっつんだよ!!ババァ!!」




俺の行動力はやっぱりはかりしれないものがあるらしい。

あっというまに姫と合えることになった。

抱けるかもしれない。俺の胸は高くなった。


「よぉ。俺源氏ってんだけど、イキナリで悪かっ・・・



た・・・」


ブスじゃん。
なんだこいつ。

俺はこんな姫に期待した自分をボコした。

「帰る。死ね」

いつもの俺らしい捨てセリフを吐いて、俺は姫のもとを去った。




さっさと帰って、ふて寝した。

あの野郎、よくもあんなブスを紹介しやがったな。

バクスイしてしまい、起きると昼。

やべぇなと思っていると頭中将がやってきて

「おいおい寝坊かよ!♪昨日は何してたんだよ、え?」

笑って流していたが、よく考えるとあんな捨て方はなかった。

つか、エライさんとこの

俺はあの夜のフォローのためにも、たまには奴のところへ通うことにした。

雪景色に誘い出したりして、「夜と昼で顔違う奴っているしな」
と少しだけ期待してみたが、やっぱりブスだった。

馬ヅラ、短足。 最悪。




「紅葉賀」

朱雀院で大勢で行って飲み会やろうということになり、

俺は頭中将と舞をやることになった。

フジが見てるとあって、クソはりきる俺。

あんま意識してなかったが相当よかったらしく、帝にも絶賛された。

俺の美しさ 神、死刑。




年あけて、俺は19才になった。

藤壺も第2子を生んだらしい。俺は初めて子供と対面することにした。

やっぱりかわいい。自分の子だもんな・・・。

帝が「ほーら源氏、お前に似てるぞー。キレイな顔って似るんだなー」
とか言ってる。
テンパる俺。そうだ、こいつら帝の子供ってことになってるんだった・・・




そんな俺だけど、

ゲンノっていう60近くのババァがいるんだが、

俺はそいつともヤッた。興味本位。

ただの見てないもの見たさなのに

ババァしつこい。

「あたし、いつでも準備オッケーだからまた抱いて」

って和歌送ってきやがった。気持ち悪いんだよ、死ね。

しかも、なぜか帝にこのことを知られ、
俺とババァはすっかり噂になった。

頭が痛い。




当然、頭中将の耳にも噂は入ったらしぃ。

「俺の知らない味をお前が知ってるなんて許せねぇ!」

そのあと、ゲンノと愛し合ったらしい。

俺はというもの、ついまたババァの魅力にひかれてニャンニャンしてしまった。




いつから見てたのか、一通り終わったあとに部屋に入ってくる間男。
顔は暗くてよく分からない。

いいところで入ってくる馬鹿を相手に

テンパる俺。こんな着物もはだけまくりの状態で逃げることもできない。

とりあえず屏風に隠れてみた。

その向こうではババァと男の激しい言い争い。

しまった、ババァの恋人か。

そう思った次の瞬間、刀が目の前で光る。


・・・ヤバイ。





どうするか必死で考えてたら、刀がふるえてる。

クスクスと声がする。

・・・あ?

ガバと屏風をはらいのけると、そこには頭中将がいた。

「んだよ、オメーかよ!!!」
俺が立ち上がると同時に頭中将、爆笑。

俺が着物を着ようとしても着させてくれない。

「何してんだ!!じゃーお前も着物脱げ!!」

そこからは脱がし脱がしの大乱闘だった。

狭い部屋でひとしきりギャーギャーやったあと、
全裸のまま、俺達は帰っていった。

取り残されたババァは唖然としているが、気にならなかった。









源空(笑)
[ 2008/01/24 ] スレッド | コメント(0) | トラックバック(1) |


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[2008/01/24 17:10] URL 世田谷のProducer


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