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携帯所持の女子中生 半数がマイHP…寝屋川市教委アンケート

本名、学校名、顔写真公開も/1日3時間以上…使用制限呼びかけ

 大阪府寝屋川市教委が、市内の中学生を対象に行った携帯電話に関するアンケートで、携帯を持っている女子生徒の約半数が自分のホームページを開設、半数以上が面識のない人とメールをした経験があることがわかった。本名や年齢、学校名のほか、自分の顔写真を掲載しているケースも多く、市教委は保護者に対し、「使用時間を決めるなど、必ずルールを決めて」と呼びかけている。

 アンケートは昨年12月初旬、市立中学7校で、各学年から1クラスを選び、計約730人を対象に行った。携帯の所持率は女子が83・8%、男子が65・4%。このうち、女子の35・3%と男子の21・0%が1日3時間以上、電話やメールなどで携帯を使っていた。

 携帯を持っている女子の49・8%、男子の21・0%がホームページを開設しており、女子の52・0%、男子の31・8%は「会ったことのない人とメールしたことがある」と答えた。また、携帯を持っている女子の18・7%、男子の9・7%がネットなどで悪口を書き込まれた経験があった。

 結果を受け、市教委は「ネットいじめなどのトラブルにつながりかねない」として、携帯の使用規制を呼びかける「寝屋川携帯三ヶ条」を1月に制定。▽使用は午後9時まで▽学校には持って行かない▽出会い系サイトなどに接続できなくするフィルタリング(選別)機能を付ける――などを盛り込んでおり、保護者に周知していく。市教委教育指導課の竹内和雄・指導主事は「予想以上の実態で驚いた。携帯の危険性も教え、教職員もネットを通じたいじめに対応できるよう研修を重ねたい」と話している。

2008年2月14日  読売新聞)

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