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【毒ギョーザ会見(1)】「サンプル品には異常なかった」(17:00〜17:10) (1/2ページ)
《中国産の冷凍ギョーザを食べた千葉県内や兵庫県内の計10人がの一家らが下痢や嘔吐(おうと)の食中毒症状を訴えて入院していたことが分かり、ギョーザを輸入したジェイティフーズ(東京都品川区)の親会社、JT(東京都港区)が30日午後5時から、都内で記者会見を開いた》
《ギョーザはいずれも中国の同じメーカーが製造したとみられ、千葉、兵庫両県警は製造過程で毒物が混入したとみて、殺人未遂容疑などで捜査を始めた。調べでは、中国産の冷凍ギョーザから、殺虫剤に使われる有機リン系薬物「メタミドホス」が検出されたという》
《会見にはJTの岩井睦雄取締役を含む計4人が出席し、深々と頭を下げた。冒頭、JT側がコメントを読み上げる》
「弊社は弊社子会社のジェイティフーズが輸入販売する冷凍食品の一部を自主回収を実施することとしました。商品の一部をお召し上がりになったお客さまにおいて、嘔吐、めまいを伴う重大な健康影響が発生しました。千葉県警などの発表によれば、当該商品に有機リン系殺虫剤が検出されたとのことです。現時点では、有機リン系殺虫剤が混入した原因については調査中ですが、万全を期すために同一工場で製造されている全商品を自主回収することとしました。お手元に商品があったら、決して召し上がらず、大変お手数ではございますが、送料着払いでお送りくださいますようお願い申し上げます。商品の中身が残っていたら、中身もお送り頂けるようお願いします。後日、お品代をお送りさせていただきます。弊社においては、関係当局への全面的協力を行いつつ、全力を挙げて因果関係を含めた原因の究明を行っています。調査の結果については、判明次第お知らせします。今回、健康影響を受けたお客さまの一日も早い回復をお祈りするとともに、お客さまやお取引さまに多大なる心配と迷惑をかけることを心よりおわび申し上げます」
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