04年アジア杯で日本に敵対するような中国人観客の応援があった重慶での試合。この日の会場には「文化的な応援を」と書かれた垂れ幕もあったが、試合前の国歌演奏で「君が代」が流れても着席したままの観客も目立ち、一部からは大きなブーイングも起きた。
観衆3万人でスタンドは空席が多かったが、日本戦の前の中国―韓国戦から残った観客のほとんどが北朝鮮の応援に回った。日本が同点に追いついたときにはスタジアムが静かになった。
日本の岡田監督は「アウェーに行ったら普通のこと。中国ではいつもこう。立ち上がりの失点にも影響はしていなかったと思う」と話した。