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【国際】

韓国次期大統領を聴取 不正疑惑で特別検察

2008年2月17日 23時44分

 【ソウル17日共同】韓国の李明博次期大統領の株価操作・横領事件関与疑惑を捜査している特別検察官の捜査チームは17日、ソウル市内のホテルで李氏から直接事情を聴いた。韓国メディアが一斉に報じた。

 今回の捜査で李氏が聴取を受けるのは初めて。聯合ニュースは「書面上の取り調べだけで済ませば、『不十分な捜査』との批判を受ける可能性があることを考慮した措置」とし、関係筋は、必ずしも李氏の容疑が深まっているわけではないようだと説明した。

 捜査チームは25日の大統領就任式前に捜査を終結させる方針で、李氏の聴取結果を踏まえ最終報告書の作成に入るとみられる。

 特別検察官による捜査は、昨年12月に与党系の大統合民主新党の主導で成立した時限特別法に基づく措置。李氏の共同事業者だった実業家(横領罪などで公判中)が起こした株価操作事件への関与の有無や、不動産の不正取引疑惑などが捜査対象となっている。

 

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