この問題は、今月に入って、西日本や北陸地方の日本海の沿岸に、ハングルの文字が書かれたポリ容器が多数漂着し、一部に強い酸性の液体が確認されたもので、新潟県内でも１５日、新潟市や佐渡市などの海岸で６７個のポリ容器が見つかりました。このうち、６２個が確認された佐渡市では、１６日朝から市の職員が海岸のパトロールにあたり、新たに流れ着いていないかなどを確認しました。容器は、青や白の１８リットルほどの容量のもので、ハングルで過酸化水素などと書かれているということです。佐渡市では１６日、新たに３８９個が確認されて、あわせて４５１個が見つかったことになります。容器の多くは空で、内容物の入っていたものについても強い酸性を示すものはなかったということです。佐渡市の担当者は「これからまだ漂着する可能性があるので監視態勢を強化していきたい」と話しています。また、海岸でこうしたポリ容器を見つけた場合には、触らずに佐渡市に連絡してほしいと注意を呼びかけています。