指導要領 伝統や文化の充実へ
15日に公表された学習指導要領の改訂案は、おととし初めて改正された教育基本法を踏まえ、規範意識や公共の精神を育てることとあわせ各教科で日本の伝統と文化を尊重する態度の育成を目指しています。具体的には、言葉に親しむ態度を育てる基礎となる国語は、小学校で易しい古文や漢文を音読させるほか、中学校では長く読まれている古典や近代以降の代表作品を多く読ませることにしています。また、中学校の保健体育で剣道や柔道、相撲といった「武道」を必修とし、家庭科では浴衣などの和服を実際に着付けするところまで教えます。さらに、中学校の音楽では、琴などの和楽器を必ず扱ったうえで民謡や長唄など地域に伝わるうたに触れ、伝統音楽のよさを経験させるとしています。しかし、今回盛り込まれた内容を実際に教えるためには、教師の負担が多いうえに、新たに施設の整備が必要なものもあり、現場をどうサポートできるかが課題となりそうです。 |
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