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【国際】

18日から日中韓歴訪 北朝鮮核問題で米首席代表

2008年2月15日 11時00分

 【ワシントン14日共同】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補が18日から中国、韓国、日本を訪れ、「すべての核計画申告」が実現せずに停滞する同協議の進展に向け、各国の首席代表らと会談することが14日、分かった。複数の6カ国協議筋が明らかにした。歴訪中、北朝鮮側との接触はない見通し。

 ライス国務長官は25日にソウルで韓国の李明博次期大統領の就任式に出席後、日中両国も訪問する予定。長官の歴訪を控え、東アジア・太平洋地域を担当するヒル氏が各国との調整を行う狙いもある。

 ヒル氏は18日に北京、19日にソウル、20日に東京を訪問。日本では1月に就任した外務省の斎木昭隆アジア大洋州局長と初めて協議する。

 6日の上院外交委員会の公聴会でヒル氏は、申告内容について北朝鮮側と「まだかなりの相違点がある」と証言しており、米国が求める「完全かつ正確な申告」はさらに難航する気配だ。

 

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