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ユビキタス(ubiquitous)とは

ユビキタスの語源はラテン語で、いたるところに存在する(遍在)という意味。インターネットなどの情報ネットワークに、いつでも、どこからでもアクセスできる環境を指し、ユビキタスが普及すると、場所にとらわれない働き方や娯楽が実現出来るようになる。「ユビキタス・コンピューティング」、「ユビキタス・ネットワーク社会」のようにも使われ、「パーバシブ(pervasive)・コンピューティング」ということもある。

ユビキタス・コンピューティングは、メインフレーム(複数で一台を使用)、PC(一人一台)、に続く、一人が複数のコンピュータを使う第3世代を示したもので、マーク・ワイザー氏が提唱した。

アクセスに使う端末は、パソコンや携帯電話に限らず、冷蔵庫や電子レンジといった家電製品、自動車、自動販売機等もインターネット接続され、ウェアラブル・コンピュータと呼ばれる身に付けるコンピュータも開発中。

自由度を高めるため、これらの情報端末間はケーブルではなく、無線LANやブルートゥースという無線ネットワークで接続される。また、現在のインターネットの接続規約(IPv4)では約43億個のアドレスしかなく、一人が複数の端末を使うようになると不足するので、IPv4の4乗個と、ほぼ無限のアドレスを持つIPv6の導入が予定されている。

無線LANは米国で既に実用化されており、ホット・スポットと呼ばれるノートパソコンやPDA(携帯情報端末)を利用するユーザーが多い空港、ホテルのほか、スターバックス店舗等でも利用可能だ。日本でも、モスバーガーやJR東日本が、現在の携帯電話より高速でインターネットにアクセスできる無線LANサービスの実験を発表している。
【2001年9月作成】

参考情報

Mark Weiser's home page, Ubiquitous computing
http://www.ubiq.com/weiser/
http://www.ubiq.com/hypertext/weiser/UbiHome.html

全米のスターバックスや空港のラウンジなど使えるMobileStar

JR東日本の、駅でワイヤレスインターネット体験
https://www.jreast.co.jp/musenlan/

モスバーガー店舗でブロードバンド体験ができる「ハイファイブ」
http://www.mos.co.jp/spotlight/0622/index.html

関連情報

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