元気の源・大阪―ドンキホーテの大観覧車（下）

【PJ　2008年02月16日】− （上）からのつづき。大阪・戎（えびす）橋から河畔に降り、道頓堀沿いに少し行くと巨大な“ドンキホーテ・えびすタワー”がそびえている。その周りをグルッと囲んでいるのは、大観覧車で、高さ77.4メートル、４人乗りゴンドラ32台が約15分で一周する。これはドン・キホーテ道頓堀店で、05年３月20日にオープンしたもの。道頓堀に新名所ができたわけだ。

　これが大変好評だったので、東京・ドン・キホーテ六本木店の屋上階にも05年12月下旬に“絶叫マシン、ハーフ・パイプ”が完成予定だった。だが、周辺住民や地元商店街から反対運動がおこり、ドン・キホーテ側はその運営中止した。

　この一大遊戯施設を受け入れるかどうか、ということでも大阪人と東京人の考え方の違いが反映しているように思われる。道頓堀の大観覧車は立地条件でも恵まれていたようだ。元気の源、大阪―道頓堀“グリコ”前は終日おおにぎわい（上）でも紹介したように、近くには“グリコの看板”や“くいだおれ”“かに道楽本店”などがあり、観光客がひっきりなしに訪れる。

　大阪人の陽気さ、大胆さなどは日本人ばなれしているように思う。これが同じ日本人か？　と思うほど個性的だ。今回の大阪訪問は私に大いなる“元気の源”を与えてくれた。【了】

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パブリック・ジャーナリスト　工藤 和江【 東京都 】
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