元気の源、大阪―道頓堀“グリコ”前は終日おおにぎわい（上）

【PJ　2008年02月15日】− 休みを利用して、大阪市を訪れた。平日にもかかわらず、道頓堀かいわいは、地元の人々、観光客で大賑（にぎ）わいであった。ここ、道頓堀には有名な“グリコの看板”があり、国内外からきた観光客のベストショット・ポイントとしてにぎわっている。暗くなっても、看板の前でポーズをとっている人が多くいる。近くには行列をなす“たこ焼き屋”や、有名な“かに道楽本店”があったり、終日多くの人々が訪れている。

　特に“道頓堀橋”の上では、“グリコの看板”をバックに記念写真を撮る観光客がたえない。人々の表情は、この不況な世情に反し一様に明るい。見ず知らずの人にあいさつしても、きちんと返してくれるどころか、世間話まで発展することも少なくない。

　東京では、道を歩くときしょっちゅう人とぶつかりそうになったり、話しかけても無視されたりすることがあり、集団の中での孤独を感じることがしばしばあったが、ここ大阪ではまるで雰囲気が違う。

　「雇用格差」や「株価低下」、「物価高騰」、「年金問題」など、現在の日本は多くの問題をかかえているが、そういう暗い話はさておいて、「遊ぶときはパーッとやろう！」といういさぎよさが感じられる。実際、大阪では「よく食べ、よく飲み、よく遊べ」という雰囲気の人々をよく見かけた。もちろん、働くときも一生懸命だ。デパートや個人店でも、売り手は熱心に対応してくれる人が多かった。仕事を楽しんでやっている、という感じがした。

　筆者はそんな大阪から、「ひとつぶで二度おいしい（グリコの昔の宣伝文句）」“元気”をもらって、帰ってきたのであった。【つづく】

■関連情報
ＰＪニュース.net

暗くなっても人々の流れがたえない（撮影：工藤和江）

“グリコ看板”の前でポーズをとる外国人観光客（撮影：工藤和江

とある居酒屋の“店長”も出現！（撮影：工藤和江）

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パブリック・ジャーナリスト　工藤 和江【 東京都 】
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