ここから本文エリア 来年度にも輪番制 南河内9市町村2008年02月16日 昨年末に富田林市の女性が30病院に搬送を断られて翌日死亡した問題を受け、同市など南河内地域9市町村の医療・消防関係者が15日、救急態勢を話し合う会合を開き、早ければ来年度にも軽症患者の多い一部の夜間帯に限り、複数の病院が曜日ごとに交代で軽症者を受け入れる「輪番制」を導入する方針を固めた。実現すれば、一般救急での輪番制は府内初。 同日の会議は「南河内圏域保健医療協議会」の救急医療小委員会。富田林保健所で開かれ、約20人が出席した。 関係者によると、医師の少ない夜間救急に、軽症患者が入院や手術の必要な重症患者が対象の「2次救急病院」に殺到。病院側が次々に受け入れ不能に陥る現状が指摘された。 そこで、軽症患者が比較的多い午後8〜11時に限り、南河内地域の2次救急病院16カ所(精神科除く)のいずれかが毎日交代で軽症者向けの救急を担当する輪番制を導入する方針を確認。連日、同地域の北部と南部に1カ所ずつ設置する案が示された。 さらに重症患者についても、「脳卒中」「骨折」など疾病ごとに受け入れ病院を決めたうえで、輪番制を導入できないか検討することになった。 マイタウン大阪
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