三田典玄の「体育館の裏話」

たばこは体に害があるから、とか、そういうことじゃなくて、ぼくはたばこを吸わない。
子供のころ、大人ぶってみたくなって、たばこを吸う、という友人はいっぱいいた。でも、ぼくはそんなことはどうでもよかった。

早く大人になりたい、とも思わなかった。
そんなことはどうでもよかった。

目の前にある、たのしいことがたくさんあったから。

そうえいば、たばこだけじゃない。
パチンコをはじめとしたギャンブルは一切やらない。
そういうものが面白いと思ったこともなければ、やろうとも思わなかった。
そんなことはどうでもよかった。

目の前にたのしいことがたくさんあったから。

加えて、クルマの免許ももっていない。
クルマを運転しようと思ったことが一度もなかった。
そんなことはどうでもよかった。

目の前にたのしいことがたくさんあったから。

ストレスを増やす人生なんてのはまっぴらだ。
人と同じものを欲しがる、なんてのもストレスの元。
もっとたのしいことが人生にはいっぱいある。

お酒は、大人になってから知った。
まぁ、悪くはないが、飲みすぎてバカをやったことは、もちろんあった。
でも、アル中じゃないから、特に飲まなくてもなんでもない。

今はどうか？って？
実はすごく楽しい。