大門は戸畑線と北九州線が分岐する電停。金田、竪町の裏通りから再び、小倉の町のメインストリートを電車は進んで行く。
竪町から来た604 戸畑線に入る145
往年時代の語り草となったラッシュ時の「45秒ヘッド」は大門から砂津の区間だったと聞いている。大門から魚町までは、電停の安全地帯も少し長めに作られていて、到津方面と戸畑方面ののりばはホームの前後で分けられていた。
信号待ちの633(戸畑行) 609 大門(幸町→中央町方面)・572ほか
道路はここから小倉駅前まで東行の一方通行となっていたが、1992年の軌道廃止時に対面通行に改められた。
634 大門(折尾行) 140 大門(門司行)
中央部には柵が設けられているが、渡り線の跡が残されている。門司から出る電車で「大門」と表示する運用は見たことがあるが、実際に大門電停で折り返すのではなく、戸畑行か到津車庫前行などに途中で変身している。この渡り線のその使途は分からないままだ。門司から来た電車が砂津止めでは魚町に行くお客さんには不便であるために、大門まで電車を走らせて折り返し運用していた名残なのだろうか。