とくに何もいうことはない。
面白いネタを探しにスタジアムを徘徊していたら、サイン会会場の前で女将その他の婦女子と遭遇。
あれこれ話しかけていると、何とこの1ヵ月間のオフの間に骨折していたという戦術くんが目の前にいるではないか。
で、その場でインタビューして確認した衝撃の事実をそのままアップ。
どう見ても作っているような話だが、ノンフィクション。ていうかここまでやったら普通、リアリティーないって(汗)
−こんにちは。
戦術くん(以下「戦」):よっ!(左の掌をこちらに向ける)
−今日は随分と来るのが遅かったね。
戦:いや。ちょっと荷物が多くて。
(確かに異常に多い。戦術ボードケースと謎の満杯の背負い袋。)
−そのリュックは?
戦:いや、ブランメル時代からの貴重な資料とペットボトル?(疑問形1)
−そういえばケガはどうなの?
戦:ああ、いや、まだコルセット?(疑問形2)
(そういって脱ぎ出す)
−で、何で怪我したの?
戦:いやあ。ちょっと山で。ガケ?(疑問形3)
−えっ? ガケから落ちたの?
戦:いや、大したことないんだけど..あれくらいの高さ?(疑問形4)
(スポーツクラブの2階を指差す。どう見ても6mはある。)
−何でそんなところにいたの?
戦:いや、ちょっとシーズンも間もなく始まるし気合い入れようかと。。
−もしかして大声出してた?
戦:何て言うの? どこまで声を届かせられるかっていうの? そういう感じ?(疑問形5)
−人がいないところで?
戦:まあ..(少し言葉を濁す) やっぱり人のいるところだといろいろと..
−迷惑だってこと?
戦:まあ..そんな感じ?(疑問形6)
−もしかして落ちてから自分で帰ったの?
戦:いや、脇腹が焼けるように痛くて。
−で、今日は大丈夫?
戦:今日は(戦術ボード)かざすから。
−(何故かむき出しの戦術ボードを発見して)何してんの?
戦:いや。阿部選手(負傷中にてサイン会出席)に見てもらおうと思って。
−えっ?
戦:何とか勝たしてやりたいじゃない?(最終疑問形)
熱心にサイン会を妨害しつつ、ボードをかざして阿部に見せつける戦術くん。
ていうか阿部に見せて..どう今日の勝利を導くんだ???(俺も負けずに疑問形)
−ま、そんなわけで正解は3番。
Guardiansのイシイがゴール裏の著名人と対談を行う企画でした。
しかし、まだ戦術くんとのインタビューしか行われていません。
胸元ドキッ!今日の戦術くん
イシイ(以下、イ):まず、今日の試合(デンソー戦)について一言ください。
戦術くん(以下、戦):えーっと。まあ、いいんじゃないんですか。ずっと勝っているんで。
イ:ブランメルが今日仕掛けようとしたゾーンプレスについてはどう思われますか?
戦:えーーー。(考え込む)
イ:私としては50%くらいの出来だと思ったのですが..?
戦:あーーーうーーー。
イ:戦術的にはどうですか?
戦:50%かはちょっとわかんないですけど..
イ:結構、攻撃に関しては三次元的にできていた部分もあると思いますが?
戦:あー。はい。やっぱり。
イ:サイドの動きについてはいかがお感じですか?
戦:もうちょっとやっぱり頑張ってほしいという感じですね。
イ:ドゥバイッチ選手の最後の動きですが、やはり右側から上がるべきだと思いましたが..
戦:やっぱりドゥバイッチはヘディングのための選手ですから。
イ:そうですか。今日はありがとうございました。
戦:いえ。どうも。
次回はビールオヤジの予定(未定)です。
今回は当サイトの主宰こと私が戦術くんに迫ってみました。
いつも元気な戦術くん。快くインタビューに答えてくれました。
気合い充実の戦術くん
主宰(以下、主):今日の試合は勝ちましたね。
戦術くん(以下、戦):トーナメントなんで勝つことが大事です。
主:戦術さん、髪が伸びましたね?
戦:あー、そのー、単に切ってないだけです。(照れ)
主:ところで何かと話題の戦術ボードですが、何種類くらいあるんですか?
戦:えー、スケッチブックにいっぱいなんで、多分20枚以上れす。
主:試合ごとに新しいものが出てくるんですか?
戦:いや、その状況状況に応じて、あったものを出してます。
主:ということは、現在、使用していないボード(戦術)とかもあるのでは?
戦:いや、全部、使ってます。
主:戦術不変の法則ですね。
戦:ん? え? うーー。
主:時々、試合展開を無視した方向にボードを出しているとの指摘がありますが?
戦:えっ? あうーーー。
主:今日、後ろの席の方から注意されていたようですが..?
戦:いやあ、やばいらしくて。うーー。
主:ところで、もしよかったら戦術ボードをもらえませんか?(唐突)
戦:あ、いや、今、使ってる奴は必要なんで..
主:それじゃ、別個に。
戦:わかりました。それじゃ、特別に一枚、書きましょう。
主:それじゃ、次の試合で。(強引)
うぉぉぉぉぉぉー! プレミアム戦術ボードをゲットだぜ!(予定)
というわけで、このサイトをご覧の皆様に緊急プレゼント企画を発動します!
詳細は帝國の窓コーナーで。
1998年11月1日。ブランメル仙台にとって重要な意味を持った一日。
それは我々、ゴール裏サポーターにとっても重要な意味を持つ一日となった。
戦術くん。そう呼ばれた男のゴール裏デビュー..
この熱い一日を彼を中心に振り返ってみたいと思う。
はじめに戦術くんとは何かを説明しよう。
戦術くんが突如、ゴール裏にやってきた。
普段ならメインスタンドで応援している彼が..何故?
後ろには二人のスタッフが立っていた。
「禁止された..迷惑だって..」
戦術くんはかすれた声でそう呟いた。
戦術くんがとうとうメインスタンドを追放された!?
「だからって何でゴール裏なんだよ?」
ファッカーズ率いるイトウがそう語気を強めてスタッフに詰め寄る。
「まあ、仲良くしてあげてよ。」
スタッフはイトウに冷たかった。
戦術くんの背中は小さく、まるで崖っぷちで泣いている赤子のようだった。
寂しげな戦術くん
ついに待望のゴールが!
歓喜につつまれる観客、サポーター..
そして戦術くんも立ち上がった!
「うぉぉぉぉぉぉーー!」
戦術くんはわれらGuardiansのドラムを押し退け、車椅子席の手すりに駆け登った。
極めて危険な不安定な態勢。だが、戦術くんは気にもとめない。
我々は気にした..。(落ちたら俺らの責任?)
エンジン始動..
戦術くんは止まらない。暴走機関車状態だ。
見かねてイトウが動く。ハッピ隊も駆けつける。
「あぶないからやめろって..」
戦術くんはまったく言うことをきかない。
イトウ切れる。力ずくで排除にかかる。
それを見てイシー(Guardians)がとめに入る。
「面白いからやらせとけって。」
仲間うちながら、つくづく無責任な男だ..。
たまらずイトウが私に詰め寄る。
「悪いのはコイツ(戦術くん)すか? それとも俺っすか?」
いや、私に聞かれても.. 困る。
ゴール裏の法の番人イトウ氏
電光石火を歌いだすサポーター。
これにあわせて戦術くんが上着を脱ぎはじめた??
ストリップ戦術くん
「うぉぉぉー! 飛べ! 飛べ!」
グラウンダーのパス回しで何故飛ぶのかは大いなる疑問だが、この頃、前方のサポーター達も戦術くんの存在を意識しはじめていた。
時々、振り返るサポーターたち。明らかに当惑した目。
太陽を背に立ちつづけるこの男の後ろ姿を見てあることに気がついた。
戦術くん、腰パンだ..
腰パン戦術くん
先ほど、イトウの再三の注意を受けて、応援をやめていた戦術くんが、突如、床に崩れ落ちた。
「うぉぉぉぉぉー うぉぉぉぉー」
これは..戦術くんの涙? 戦術くんが泣いている??
その場にいた全員の目がイトウに集中する。
「俺、何にもやってないって!」
イトウが慌てて弁解する。だが、誰の目もイトウ犯行説を信じている目だった。
真相を確かめるため、戦術くんに直接、問いただしてみる。
戦術くんの答えは意外なものだった。
「だって..よくぞ2点を..。ここまで成長してくれたなって思って..」
熱い! 熱すぎる!
戦術くんはスタジアムに降り立ったもう一つの太陽だ!
太陽がどうして服なんて着ていられるだろう..??
試合の興奮とあまりにも熱い魂との接触に疲れた我々は、いつものゴール裏の溜まり場へと足を運ぶ。
すると、戦術くんがいるじゃないか!
いつの間に..ゴール裏の溜まり場にまで..現れるとはこの男、一体??
突如の戦術くんの来訪に、急遽、記者会見が始まった。
そこで我々は衝撃の事実を知ることとなる。
「戦術くんって年いくつ?」
「28です。」
なにぃー! 28才ですとー? 私より3コ上かーー!(汗)
ひそかに捨てられる戦術ボード
戦術くんの勢いは止まらない。まったくもって止まらない。
極めて危険な姿勢で、危険な位置に立っている。
イトウがとうとう実力行使に出る。今度は誰もとめない。
戦術くんのベルトをつかみ、無理矢理引き下ろすイトウ。
戦術くんがズルズルと落ちてくる。
「お前、後ろが迷惑してるし、危険なんだよ! 服着ろ!」
今まで、イトウにそう言われて引き下がらなかった者はいない。
普通の人なら、引き下がるのが無難だと考える。だが、かれは違った。
「うるさい! 俺だってわかってるんだよ!」
力でイトウを押し返す。
イトウを押し返した男を我々は初めて目撃した。
また、戦術くんは上に登りはじめる。
戦術くんは何をわかっているんだろうか..? 永遠の謎である。
危ない! 魔の手が..
試合を決定づける3点目が入る。
この時、戦術くんを見て、ある事実に気がついた。
シャンゼリゼにあわせて戦術ボードが揺れている!
つまり、戦術ボードは彼にとってのビッグフラッグなのだと..
4点目をゲットするも相手に1点を与え、完封を逃す。
戦術くんが選手たちに激を飛ばす。
「一点返せー! まず一点返せー!」
そうか。戦術くんにとって3点のリードなんて関係ないんだ!
取られたら、取り返す。やられたら、やりかえす。
何と容赦のない男なんだ..
イトウと戦術くんのバトルは続いていた。
この頃、我々はもう一つ、ある事実に気がついた。
戦術くんは「電光石火」が始まると服を脱ぎだす!
ブルーハーツのリズムが彼に何をもたらすのかは不明だが、そうであるとしかいえない事実。
(だれか、科学的に証明してほしいと思う)
また、服を脱ぎだした。
カイ(Guardians)が皆に言った。
俺たちも服を脱げば、変じゃなくなるんじゃないか..?
もう止められない..
挨拶に駆け寄る選手たち..
満足そうに迎える戦術くんの姿がそこにあった。
ふとその手を見ると、戦術ボードが2枚に増えている!
戦術ボード2枚出し
両の手に2枚の戦術ボードを広げる戦術くん。
彼にとって一つの戦いが終わった。
喉が乾いたといってジュースを飲み干す戦術くん。
鞄のなかにはジュースのパックが4つも残っていた。
その一個を私に差し出す戦術くん。やさしい目をしていた。
(今日はビールオヤジにもビールもらったよな..)
戦術くんのジュースはちょっとだけぬるかった..