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【ギョーザ農薬混入】

回収ギョーザ8袋 生協連が中国調査団に渡す

2008年2月11日

 中国製ギョーザ中毒事件で、日本生活協同組合連合会(日本生協連)が、来日した中国の調査団の要請に応じ、回収した「CO・OP手作り餃子」のうち8袋を渡していたことが10日、分かった。

 いずれも未検査だった。このうち2袋は千葉県で7人が中毒となった昨年10月20日製で、残る6袋の製造日は不明。

 日本生協連によると、同20日製造の商品は、千葉県警から厳重に管理するよう要請を受けていた。日本生協連は「事件の解明に協力する意味で渡した。回収商品は8日時点で9000袋以上あり、国内捜査に影響はないと判断した」としている。

 中国の調査団は5日、東京都渋谷区の日本生協連本部を訪れ、幹部と会談した際、「ギョーザのサンプルがほしい。昨年10月20日製造の商品も入れてほしい」と要望。生協連の判断で8袋を選び、6日に渡したという。

 

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