2008年02月16日 更新

アイアン・メイデン、ボーカル自らボーイング操縦し来日

“ボーカル兼機長”ブルースの特別専用機“ボーイング666”=成田空港、写真下も

“ボーカル兼機長”ブルースの特別専用機“ボーイング666”=成田空港、写真下も

 英ヘヴィメタルバンド、アイアン・メイデンの世界ツアー日本公演が15日、横浜市のパシフィコ横浜で開幕した。

 来日は1年4カ月ぶり12回目だが、今ツアーの“足”は、チャーターしたボーイング757だ。バンドのロゴを塗装し、ボーカルのブルース・ディッキンソン(49)が自ら操縦している。

 飛行機好きのブルースは、趣味が高じて90年に旅客機操縦免許を取得。今ツアーでは他のメンバーや70人のスタッフ、12トンもの機材を載せ、欧米、インドなど10カ国、約7万キロの空を飛ぶ。ブルースは映画「オーメン」の不吉な数字にかけて「ボーイング666、だぜ」と命名するなど上機嫌で、この日夜の初日を迎えた。

 ライブは、演奏曲を80年のデビュー盤から7作目までのアルバム内に限定。「魔力の刻印」「鋼鉄の処女」など、日本では14日にDVD化されたばかりの、85年のライブビデオ「死霊復活」の曲目に準じた、代表曲ばかり17曲を披露。超満員4500人のファンを感激させた。

 16日は千葉・幕張メッセで公演、当日券は午後3時から発売する。問い合わせはクリエイティブマン=TEL03・3462・6969。