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米国:首絞めゲームで82人死亡 13年間で急増

 米疾病対策センター(CDC)は14日、自分で首を絞めるなどして快感を得る遊びが原因で死亡するケースが近年急増し、95年から07年に米国内で少なくとも82人が死亡したと発表した。大半は10代の少年のため、CDCは「“首絞めゲーム”の存在を親が知らない例が多い」として、家庭でも子どもの行動に注意するよう呼び掛けている。

 CDCによると、死者は6~19歳で、特に11~16歳の少年に集中し、平均年齢は13歳。経験者は首を絞めることで高揚感が得られると話しており、絞めているうちに窒息してしまうという。

 04年までは、年に数件しか死亡例がなかったが、05年には22人、06年には35人と急増。「首絞めゲーム」での死亡例は、全米50州のうち31州で確認されており、ここ数年で全国的に「流行」したことがうかがえる。

 子どもが死亡して初めてゲームの存在に気付く親がほとんど。CDCは各家庭に対し「目の充血」や「ベッドやドアノブにベルトやスカーフが結び付けられていないか」など、目に見える兆候に気を配り、危険な遊びであることを子どもに伝えるよう呼び掛けている。(共同)

毎日新聞 2008年2月16日 18時07分

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