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氷見市民病院「体制維持は困難」

2008年02月16日

市議会委で市が見通し
2次募集、人員不足

 氷見市議会病院改革特別委員会が15日開かれ、氷見市民病院の公設民営化に向け、1月までに応募した職員数では、現状の診療体制維持が困難になるとする市側の見通しが明らかにされた。応募者の多くが採用通知を受けていないことや、一般公募の手続きが遅れている問題も指摘された。

 市側によると、昨年12月27日〜今年1月28日の2次にわたる募集で、看護師160人と技師ら53人が応募。応募しなかった現業職員を指定管理者・金沢医科大は不採用にする方針で、市側が受け入れることになる。

 市側は「元々看護師が不足していた中で、13人の看護師が退職する。金沢医科大は患者に対する看護師の比率を上げる方針を打ち出しており、当初計画の病床数250床は維持が困難」として、新規職員の採用強化を医科大側に要請していることを明らかにした。

 委員側からは「市は看護師の充足に責任を持つべきだ」「2次募集の応募者に採用通知が来ず、一般公募にも入らないのはおかしい」などの意見が出された。

 市側は「新たな募集で市内の看護師資格者も掘り起こすなど努力したい」「応募が遅れた職員の書類審査中と思われるが、近いうちに通知は出される」などとした。

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