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【岐阜】

ヘリで救急搬送訓練 県防災航空隊と高山消防署

2008年2月16日

県防災ヘリに患者を搬送する訓練をする消防署員ら=高山市朝日町で

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 県防災航空隊と高山消防署大野分署(高山市久々野町)は15日、積雪期の山間部からヘリを使って重症病患者を市街地の病院に運ぶ訓練を同市朝日町の秋神グラウンド一帯で実施した。

 へき地の救急医療にはヘリの活用が期待されており、県も2009年度に医師が同乗する「ドクターヘリ」の常備を予定している。この日は航空隊8人と分署員11人が参加し、ヘリに患者を乗せる訓練などをした。

 周辺の積雪は50センチから60センチ。雪が舞う中、グラウンドに着陸したヘリに救急車から患者を運び入れた後、高山市中心部の病院に運ぶ想定で周囲を旋回飛行。雪で着陸できない場合を想定し、空中に停止して患者をつり上げる訓練もした。

 岩茸伸一大野分署長は「高根町などからは救急車だと搬送に1時間以上かかることもある。時間がかかる場合はヘリの要請を考えたい」と話していた。 

 (南拡大朗)

 

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