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<ネット自殺予告>72人を説得、思いとどまらす 警察庁 

2月14日10時46分配信 毎日新聞


 インターネットでの自殺予告について、昨年1年間に全国の警察が接続業者から発信者情報の提供を受け、自殺を図った人を病院に運んで救護したり、本人や家族を説得して自殺を思いとどまらせた人が72人に上ることが警察庁のまとめで分かった。自殺予告の書き込みをした女性宅に警察官が駆けつけ、既に首をつっていた女性を病院に運んで救護するなど、既遂の人を助けたのはうち9人だった。 

 同庁によると、警察は昨年、自殺予告の書き込みを見た人などからの通報で計121人の予告情報を把握した。警察の対応の内訳では説得、救護が72人▽いたずらなど自殺の恐れがないことが判明33人▽家出などで本人に接触できなかったのが16人だった。

 インターネットの掲示板に「一緒に自殺をしませんか」と書き込みをした男女を割り出し、警察官が自殺の待ち合わせ場所に急行。練炭自殺をしようと車に七輪を入れ、窓にテープで目張りをして準備をしているのを見つけ、思いとどまるよう説得したケースもあった。

 インターネット上の自殺予告については、05年10月に接続業者などの団体が自殺予告など緊急性の高い場合は発信者の名前や住所を警察の求めに応じて開示するとしたガイドラインを策定。通報を受けた警察が業者に照会して、発信者を割り出している。

 同庁は「照会に対し、回答に時間のかかる接続業者がある。緊急性を要することなので対応の改善を働きかけたい」と話している。【遠山和彦】

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最終更新:2月14日12時8分

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