サンパウロ――ブラジルの国営石油会社、ペトロブラスは14日、同社から機密書類が盗まれたと発表した。書類の中身については触れなかったが、地元のニュースサイトは最近発見した大型ガス田や海底油田に関連した情報だと伝えた。
連邦警察が捜査を開始した。地元メディアによると、盗まれたのはハードドライブ1個にノート2冊。海底油井施設からリオデジャネイロ近くにある同社の開発本部へ移送する際、被害に遭ったという。
同社は盗まれた情報はコピーして保管してあるとも述べた。
ペトロブラスは昨年、大西洋の深海で新たな大規模油田の発見を発表。今月には開発が軌道に乗れば日量100万バレルの生産が可能とも説明していた。また、1月には大型の天然ガス田の発見も公表していた。