北海道芽室町の私立白樺学園高校で6日に自殺した1年生の男子生徒(16)が、自殺前に、友人に無理やりピアスの穴を広げられたことが分かり、道警帯広署は15日、いずれも帯広市内の板金工(17)と無職の少年(16)を傷害の疑いで逮捕した。
生徒の耳たぶには元々、ピアスの穴があったが、嫌がるのを無視して、器具を使って直径1センチほどに広げたという。同署は「生徒の自殺との因果関係は今のところ不明」としている。
調べによると、2人は4日午後10時10分から5日午前1時ごろにかけ、少年の部屋で、生徒の左の耳たぶにピアスの穴を広げる器具を入れ、けがを負わせた疑い。いずれも容疑を認めている。部屋には、ほかに友人2人がいたが、見ていただけだった。
2人は男子生徒の小学校時代の同級生などで、時々遊ぶ間柄だった。
男子生徒は翌6日夕に、同校の男子トイレの個室で、制服のネクタイを使って自殺しているのが見つかった。
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