ICF騒動の背後に名古屋筋
まずは予習から始めます。で、山口組なんだが、最近は名古屋がアレだそうで、何といっても天下のトヨタのお膝元、ヤクザってのは、カネのあるところに集まる。ないところには鼻も引っ掛けない。むかしは三島にも極東組とかあったんだが、最近はとんと聞かないね。その後、新興住宅地の函南で何だかあって、おいらも巻き添え食ってヤクザに車を蹴られたり、それにもメゲずに証拠写真撮りに潜入したりしたんだが、それだってずいぶん昔だ。伊豆はカネにならないので、みんなどっかに行ってしまった。アジアの片隅のしょぼくれた土地というのも、なかなかいいもんですぜ、伊吹さんw と、まぁ、そんなわけで、愛知というか、名古屋に居を構えるアレがナニで、勢いが良いようなんだが、
二代目弘道会(こうどうかい)は、名古屋市中村区に本拠を置く暴力団・右翼団体で、指定暴力団・六代目山口組の2次団体。前身は弘田組。構成員は約4000人。
初代(1984年6月~2005年3月):司 忍(五代目山口組若頭補佐兼中部ブロック長、司興業初代組長。後に弘田組組長、六代目山口組組長)
2代目(2005年3月~):髙山清司(六代目山口組若頭、二代目髙山組総裁(初代組長)、元菱心会理事長)
六代目山口組組長の出身母体なので、そら、もう、アレです。勢いがいいわけだ。で、今回のICFというか、梁山泊というか、そこら辺なんだが、
要するに、弘道会にお金が流れたんですよ。梁山泊の豊臣さんを通じて。弘道会は広域暴力団山口組の二次団体。その仕掛けを作ったということでパクられてるのがICFの関係者。前回のライブドア事件も、本来ならこっちの筋の話だったでしょう、という話で。カーチス(旧ライブドアオート)の一件も、一部そう。でも一時沙汰止み。何でだろうね? コリンシアンを通じてグッドウィルの話をわあわあ書いていたのもこの筋という人もいるね。私には分からないけど。
このICF絡みから先は、ほかの上場企業に逝くかも知れないし、著名人の逮捕話になるかも知れない、そのあたりは分からんけれども、徹頭徹尾暴力団対策の話ですわ。
近頃、得意のアレがなくなって普通のライターになってしまった感のある切込隊長さんちなんだが、ハッキリ言いきっている。で、次々に企業を買収する「時価総額経営」というのがあるんだが、それも実体のない、単なる「手段」ではなかったのか、というわけだな。
捜査当局だって、この件に一年半か二年かかけて、ようやく弘道会資金元のひとつである新興市場ルートが一部解明されそうなんだから、やれるところまではやるんじゃないだろうか。国際公約でもあるわけだし。
そういう爆弾のような銘柄が、普通に新興市場に上場したまま値段がついて売り買いされているってのが、大元の問題だから。爆弾作ってる奴は逮捕な。爆弾の上場や株価嵩上げに知恵出した馬鹿も逮捕だ。でも逮捕するには時間もかかるし、そうとは知らずに付き合ってきた連中も否応なく巻き込まれる。だから始末が悪い。
某出会い系大手も厳しいかも知れんな。
で、固有名詞がドカドカ出て来るんだが、とりあえず並べてみると、三洋電機クレジット、島田紳助とか細木数子、クロニクル、クオンツ、アドテックスとかアーティストハウスといった具合なんだが、まぁ、いつものメンバーです。で、もひとつ、同じ切込隊長さんなんだが、マネージンというサイトに寄稿しているんだが、マネーゲームの指南をしていた公認会計士というタイトルでこんな事を書いてます。
この手のマネーゲームの指南をしていたのが、公認会計士の田中慎一氏と見られていて、不可解なことに池田信夫先生の嫌いなダイヤモンド社から 『ライブドア監査人の告白』 という不可解な本を出版しています。池田先生の出番が到来したようです。
いわゆる「共生者」が経済出版社と結託してガセネタ本を出すというのは、一字違いの田中森一氏が鬼検事ということに祭り上げられる過程と似ておるわけですが、この民法組合とオフショアを組み合わせた株価操縦、不正利益の脱税というのは、別にライブドアや旧アイシーエフに限った話ではなく、上場企業にフロント企業が絡む場合普遍的に見られるものです。
この人、今回のICF株騒動でパクられているわけだ。株のやりとりで暴力団に利益供与するための「仕組み」を考えたという事なんだろうが、とりあえず問題の書籍というのはコレね。クリックするだけなら課金されないので、安心してクリックしてくれ。ついでに他のモノでいいから何かAmazonで買ってくれると、おいらの小遣いになるのでそこんとこ(ry
ライブドア監査人の告白 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2006-05-26 |
で、この本の解説に書かれているのが、この文章だ。
著者は、1999年から今年1月にライブドア事件が起きるまで、同社の監査を任されていた港陽監査法人の公認会計士である。同監査法人からは在宅起訴された者も出たが、著者は同社の犯した偽計取引や風説の流布、あるいは粉飾決算の疑いに直接手を貸した人間とは見なされず、訴追を免れた。しかしながら自らの意思で公認会計士の資格を返上し、今後は会計関連の職には関わらないと宣言した。同社の犯罪行為を見抜けなかったことへの“けじめ”だと言う。
本書を執筆したのもけじめの1つであろう。ライブドアの内幕を知る人間として、子細な具体例を示しつつ容赦なく糾弾していく。堀江貴文被告を含む旧経営陣に対しても同様に厳しい評価を加える。架空取引による粉飾会計については、事件の前から「何かがおかしい」と感じ取っていたにもかかわらず正せなかったと猛省しつつも、「シロかクロかはっきりせず、どこまでいってもグレーのまま。当局の捜査とは違って会計士の監査手続きでは限界がある」と弁明する。同社の本業たるIT事業には収益性がなかった事実や、投資事業のうまみを平然と口にし始めた旧経営陣の暴走を挙げて、同種のベンチャー企業に対しても警告を発している。
まぁ、ライブドアではうまく逃げ切ったんだが、今回は逃げられなかった、残念ですね、というような話なんだが、もうひとつ、こんな本も出ている。
投資事業組合とは何か 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2006-09-01 |
ヤクザとつるんで逮捕されるような悪徳会計士が何冊も本を出すというのも妙なもんだが、そういえば、ヤメ検でヤクザの守護神で本書いてた人もいたな。今の時代、本を出版するなんていうのは、まぁ、あまりマトモな人のやる事じゃないのかも知れない。で、こちらの本の評判なんだが、
人によってはタイトルで避けてしまうかもしれません。しかし最近ブームの経済に関心のある人は手に取るかもしれません。この本、一言で言うと「やさしさ」が伝わってきます。初心者にどう投資事業組合という仕組みを理解させるのかということを相当意識して作っていると思います。
官製投資ファンドである「産業再生機構」や事業再生ファンドによる再生スキームなどわかりやすい図解を交えとっても丁寧に教えてくれます。投資ファンドがこんなにすばらしい使い方ができるものだったのかと瞠目しました。
とりあえずおいら、世間の裏街道・・でもないが、あまり日の当たらない世界を生きてきた人間なので、アレだ、裏稼業の合い言葉は「目立たぬように」というモノがあるんだが、アレだ、詐欺師だけは目立たないと商売にならない。新興市場の上場株を操作してゴミ屑を高値で売りつけるというスキームでは、最終的に看板として目立つヤツも必要になるし、そら、テキヤが綿菓子売るようなわけには行かないので、ネクタイ締めて公認会計士の免状ぶらさげたNHKが言うところの共生者というのが必要になってくるわけだ。で、売るモノも「綿菓子」ではなく「スイーツ」と呼んだりするんだが、中身が屑なのに変わりはない。で、今回のICF問題についても、
証券市場では近年、業績不振の企業が第3者割当増資や新株予約権発行による大量の新株発行を繰り返すケースが相次いでいる。中には、事業実体がほとんどないのに数年間で発行済み株数を10倍以上に増やしたり、増資後に業績を下方修正するなど、明らかに不自然な企業もある。
監視委は従来、上場企業から新株の割り当てを受けて株価操縦などの不正に手を染める仕手筋などの摘発に力を入れてきた。しかし、「その裏で利益を得る発行会社や仕手戦の金主となる暴力団も市場から退場させなければ意味がない」と監視委幹部は指摘する。
産経ニュースでもそう報じられているわけで、結論から言ってしまえば
新興市場はヤクザの資金源というのが証明されました、という事だな。
かつての薄暗く殺気立った賭場が
明るく平和で一般人の溢れる新興市場になったわけですね。
これが21世紀クオリティwww
投稿 赤 | 2008/02/16 03:44