もう一つの「ミシュラン」、第一弾は和歌山県のレストラン
「食文化を通じた地域活性化を」と榊原英資・早稲田大教授ら有志による「Food Japan Network(フードジャパンネットワーク)」(FJN)が14日、開設したホームページ(HP)の店舗情報第一弾に、和歌山県のレストラン「ヴィッラ・アイーダ」が選ばれた。
HPによると、「地元の素材を使ったイタリアン・レストランを」とオーナーシェフの小林寛司さんが開いた店で、目標は「家族でつくるアグリツーリズモ(農業を営む宿泊施設)」。小林さんは、イタリアに渡ってミシュランガイドの三ツ星を獲得した店などで4年間修行して98年に帰国。念願のオーベルジュをオープンした。
「ここの主役は力強い味わいの地元野菜」といい、レストランの隣には畑もあり、自家栽培の野菜も提供する。HPには、選考委員の京都吉兆嵐山本店(京都市)総料理長の徳岡邦夫さんらが同店を訪れたときに取材した内容が書かれている。
FJNは、ウェブサイトでの情報提供が中心で、各地の特色ある食材や生産者、料理店を紹介する。代表幹事は富士通の秋草直之会長と全国農業協同組合連合会の柳澤武治会長が就任し、榊原教授らが幹事を務める。徳岡さんをはじめ、フランス料理店「プティポワン」(港区)オーナーシェフの北岡尚信さんや、毎日新聞の西川恵・専門編集委員ら5人の選考委員らが手分けして各地を訪ねる。レストランは毎月2店をめどに紹介し、「中長期的にはミシュラン(ガイド)を目指し、遠くまで出かけて価値のある店を掘り起こしたい」と榊原教授。調査機関と連携して食に関する意識調査なども行なっていくという。
問い合わせは早稲田大公共政策研究所内事務局(03・3505・6796、HPのアドレスはhttp://www.food-japan.jp/)。【明珍美紀】
2008年2月15日