三菱電機は14日、画面の後ろからレーザー光を直接照射して画像を映し出す世界初の「レーザーテレビ」を開発し、今秋にも米国で発売すると発表した。液晶やプラズマに比べ高画質。65型と大画面で、次世代の薄型テレビと期待している。
液晶はカラーフィルターに通した光で画像を映し出しているが、レーザーテレビは赤、青、緑のレーザー光を画面に直接当てるため、画像が鮮やかになる。65型で厚さは約25センチと液晶・プラズマ並み。
大画面の人気が高い米国に先行投入し、日本での発売は「米国の反応を見て検討する」という。三菱電機は薄型テレビで後れをとっているが、レーザーテレビで巻き返したい考えだ。【赤間清広】
毎日新聞 2008年2月14日 19時06分 (最終更新時間 2月14日 19時16分)