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■ ちくしょうやられた!

 読売め、変な打ち方しやがって・・・以下リンク先は読売の記事だが、こりゃ、やられたな。出所と書いた記者含めて今日から調査だ。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080215-OYT1T00055.htm?from=main4

 日本初のPFI刑務所である「島根あさひ社会復帰促進センター」で耐震偽装があるというタレコミを司法関係者から受け、いろいろ調べていた。J-CIAで1月30日にスクープした後、2月4日に共同通信が申し訳なさそうに370字ほど、2月5日に地元紙二紙が

「建設時に設計書を読み間違え、12月中旬に鉄筋の東西南北を間違えたことがわかったので、1月中旬に少し直す話になりました」

 としょぼく報じている。地元紙の記事を含めマスコミには突っ込みどころ満載で、

「12月に発覚して1月中旬まで1ヶ月の間放置していたのはなぜか」

「日本初のPFI事業で、それも鉄筋の偽装なんて美味しいネタをなんで派手にやらないのか」

「大手メディアは、法務省の犬である法務省記者クラブとの関係があるために報じれないだろうが、共同通信よりも朝日新聞よりもド左の東京新聞が報じないのはなぜか」

 とまぁ、いろいろあるがいうとキリがない。大体、東西南北を読み間違える設計書ってどんな設計書ですか(笑)。「大林はバカ揃いだということですな。指名停止にしないといけませんな-」ってなんで誰もつっこまないのよ。

 法務省の隠蔽体質がよくわかる事実がある。実は1月30日に鳩山法務大臣にご注進申し上げたのは私なのだが、その時点で大臣は認識してなかった。なんで、法務省は誰も報告あげていなかったのでしょうねぇ。日本初のPFI刑務所で、いま話題になりマスコミが飛びつく偽装案件で、しかも立て替えに至る可能性がある話を本人にも秘書にも知らせなかったというのは、大臣に隠蔽しようとしていたからに他ならないといえる。

 まぁ別ルートで聞いている話では、本件は法務省の矯正局が隠蔽して、現在の法務省事務次官派があちこちに手を回して、どうにか設計変更で逃げようとしていたというから驚きだ。それが、J-CIAのスクープによってできなくなった。大臣秘書から問い合わせがあれば、そりゃ、設計変更ではなく、ちょっとでも立て替えさせる話になるわなぁ。

 大林は下請けに対して「なんで間違ったんだ!損害賠償を要求する!」なんて息巻いている。下請けは「あん?おまえの指示だろうよ。なんで責任だけ押しつけるんだよ!だったら反訴してやるぞ!」といってもめているんだけど、その辺に関してはどうやら誰も報じることがないまま終わりそうだな。そんなに怖いか法務省って。

 まぁ、上記の話をそれをすべて隠蔽したくて仕方のない人がいるらしい。この事業は総事業規模230億、それも誘致の進まない工業団地を用途替えまでして無理矢理刑務所になった、参議院のドン、青木幹雄の地元だからしょうがないかもしれないが、非常に悔しい。大体大林が抜いた鉄骨分は「政治および地元対策費」として使われたモノに違いない・・・おっと、証拠もなしにこんな事をいってはいけませんな(苦笑)。

 以下は第二工区側の全景写真だ。(自分で島根まで出向いて撮りました)


1-1.jpg

 いままでの偽装モノで、中途半端に隠してあとで発覚した方がデカイダメージを食らっている。ミートホープ、船場吉兆しかり、だ。とりあえず様子を見ることにするが、こりゃとんでもないことだぞ。法務省が主導で建築偽装を隠蔽しているとしたら・・・

 まぁ、非破壊検査で確認すれば一発でわかるような気もするが、「そもそも刑務所なんて犯罪者だから、死んでもいい」ということで偽装を容認したというのなら、私も本件から手を引くのですが(笑)。

 

 

 このまま権力側に先手打たれてばかりじゃしょうがない。あんまり本意じゃないけど、違う作戦に出るか・・・。本気出したら大林は飛ぶかもしれませんが、いいですか。ライブドア、コムスン(グッドウィル)に続いて一部上場会社を飛ばせば、まぁ多少は評価してくれる人もいるだろう。でも、敵も強いからそう簡単にはいかないだろうけどなぁ。法務省&大林相手に数年がかりの長期戦になりそうです。

(これは、追及する案件はこの事件だけではなく、他の事件も探して、必ず悪をつぶすという意味です。)




カテゴリ : [貴様ら!俺の言うことを聞いてみませんか]  更新時間:2008年02月15日 04:35

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