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02/14-12:23--「Ａ区」で２人「国替え」　政令市後の県議岡山市新選挙区　規定でくじ引き　反応はさまざま

　０９年４月の政令市移行を目指す岡山市から選出された岡山県議の選挙区―。行政区と同一に再編される見込みだが、公選法の規定通り人口比で各選挙区の定数が決められた場合、「Ａ区」（仮称）に住所地を持つ県議のうち２人が、くじ引きで�爐�国替え�瓩魘�いられることが分かった。 　県議会事務局よると、人口比に基づく定数は、前回国勢調査時点（０５年１０月）の各行政区の人口を、同市（後の合併地区含む）と加賀郡の人口計７１万２１２人で割って得た数に、同市第１・加賀郡選挙区と同市第２選挙区の定数の合計１９人を掛けて得た数の整数部分を各区に配分し、端数は小数部分が大きい順番に割り振る。 　これで計算すると、同市第１・加賀郡選挙区の１２人は、Ａ区（加賀郡を含む）に８人、「Ｃ区」（仮称）に４人が配分される。 　同市第２選挙区の７人は「Ｂ―１区」（同）４人、「Ｂ―２区」（同）３人に分かれる。 　定数の決定は、議会運営委員会（小田春人委員長）で審議されるが、公選法では特別な事情がある場合を除き、人口に比例した配分が規定されている。 　新選挙区が決まると、現在の同市選出議員の所属を決めなければならない。政令市移行後の補欠選挙は、新しい選挙区で行われるので「欠員が生じた場合に備え、所属を決めておく必要がある」（県選管）ためだ。 　公選法施行令の規定では、住所を持つ選挙区に優先して配分されるが、定数より多い場合、県選管がくじで定める。 　現在の同市選出県議の住所をみると、Ｂ―１区は４人、Ｂ―２区は３人といずれも定数通り。一方、Ａ区は１０人で定数を超え、Ｃ区は２人しかいない。 　このため、試算通りの定数になれば、Ａ区の２人がＣ区への�爐�国替え�瓩魘�いられる。 　次回選挙で立候補する選挙区の縛りはないが、Ａ区に住所を持つ県議の反応はさまざまだ。 　波多洋治氏（自民）は「他の区になってしまうと、当選させていただいた支援者に説明がつかない。昨年の選挙の際に定数を変更しており、４年間はそれを生かすようにすべき」と強調。 　一方、高原俊彦氏（民主・県民クラブ）は「くじで決めるものだから結果に従うだけ」。太田正孝氏（自民）は「県内のどこにいっても、県政全体のことを考えるのは同じ。ただ、有権者には切り替えていただかないといけない」と話している。

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