臨床検査受託のビー・エム・エル(BML)と三菱商事は共同で、中国進出した日本企業向けに工場やスーパーの食品衛生コンサルティングを近く始める。中国の大手検査会社に高度な食品衛生検査・管理ノウハウを供与、現地で食品を委託生産する企業などが国内と同水準の衛生関連サービスを受けられるようにする。中国製ギョーザの毒物混入事件を機に、食の安全確保に向けた需要を取り込む。
BMLが65%、三菱商事が35%を出資するBMLフード・サイエンス(東京・豊島)が実施する。同社は厨房(ちゅうぼう)・工場の衛生状態や食材などの残留農薬の検査を請け負い、2008年3月期の売上高は約30億円の見込み。(16:01)