アテネ――米地質調査所(USGS)によると、ギリシャ南部で14日午後12時9分(日本時間同7時9分)ごろ、マグニチュード(M)6.7の地震が発生した。ギリシャのメディアは、死傷者や家屋の倒壊など、被害の報告は今のところないと伝えている。住民がパニック状態となり自宅などから飛び出す混乱があった。
USGSは当初、M7.3としていた。震源はアテネの南西230キロの海域で、震源の深さは30キロ。揺れはエジプト・カイロでも感じられたという。
ギリシャの地震観測所は余震の警戒を呼び掛けた。
ギリシャは地震多発国で、1999年にはアテネ近くでM5.9の地震があり、143人の犠牲者が出ている。今年1月にはM6.5の地震が南部であったが、負傷者や物的被害はなかった。